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2018.02.26

ファッション

同じものは2つとない。こだわりの「1点もの」探し

ショップスタッフがセールストークに使う、「1点ものだから、これ逃すと手に入らないよ」という殺し文句。そのたびに、無条件にヤラれてしまうのはなぜだろう。
真面目に考えれば、大量生産によるモノの画一化、無個性化の向こうに、「作り手の台所事情」が見え隠れしており、そこにユーザーが気付き始めているからか。
だから、「2つとない」には物作りへの強い思いが透けて見える。物ひとつにも個性があって、それを見つける愉悦が「1点もの」探しにはあるような気がするんだな。
 

「アトリエ & リペアーズ」のストール

2万2000円/オー! ショールーム 03-5774-1408
余剰在庫に新たな価値を与え、再び市場へと送り出す。そんなアップサイクルを生むブランド。色柄の異なるヴィンテージスカーフを1枚のストールに昇華させた。
 

「アンティーク ナバホ バングル」のバングル

各48万円/チャオパニック カントリー モール 03-3406-1104
鏨(たがね)を用いてシルバーを裏から叩き出し、表面に立体的な紋様を構築。右は1920年代、左は’10年代の貴重なもの。
 

「レターズ」のサーフボードケース

1万7000円/レターズ 03-6427-0280
解体された何本もの古着のパンツが生む、何とも言えないグラデーション、質感。グッドルッキングかつエコロジカルなボードケースだ。
 

「クランク マルチェロ」のランプ

5万8000円/クランク マルチェロ 092-724-3250
海外から仕入れた古いパーツを組み合わせて作られた、ショップオリジナルのフロアランプ。真鍮ソケット、コード、スイッチなどは新しいものに交換済みなのでご安心を。
 

「アルモ」のバッグ

H23×W23×D4cm 1万4000円/アルモ 03-3464-1770
ヴィンテージのトラックジャケットをサコッシュにリメイク。洒脱さはもちろん、その手間を惜しまない姿勢に脱帽。
 

ヴィンテージのボタンセット

6000円/ビームス F 03-3470-3946
1980年代の職人の手による、デッドストックのメタルボタン。アイビールックの隠し味に絶妙なエイジングをぜひ。
 

「アーム」のリング

各3万4000円/ブルーム&ブランチ青山 03-6892-2014
蝦夷鹿の角を削って作る、1点1点表情の異なるリング。雄大な自然をバックボーンとするブランドらしさが光る。
 

「フリーレイジ」のスニーカー

各1万1800円/フリーレイジ 075-323-7683
白のキャンバスアッパーにフリーハンドでメッセージや星条旗、日の丸を描いたスリッポン。受注生産のみという特別感も物欲を刺激。
 

「ポスタルコ」のキーホルダー

[右、左]各1万3000円、[中]1万4000円/すべてポスタルコ 京橋 03-6262-6338
職人が一つひとつ削り出した天然石とブラスを組み合わせた、ネジ式キーホルダー。ブルーアベンチュリンやラピスラズリなど全12種類の石が揃う。
 

「サニー サイド アップ」のストール

1万2000円/ハリウッド ランチ マーケット 03-3463-5668
独特の光沢感、先の尖ったフォルム、そしてレジメンタルストライプ……。そう、こちらはタイをつなぎ合わせたストール。クレイジーパターンを装いのアクセントに。
 

「コーヘン」のニット

3万9000円/パスザバトン 表参道店 03-6447-0707
イタリアのデッドストックのウール糸を用い、創業60年を誇る山形のニットメーカーが丁寧にボディを作成。そのうえで、ポケットやエルボーパッチをショップが別注……。特別すぎる1点物ニットは、昔、彼女からもらった手編みニット以上にレアな存在かもしれない!?
 

「デトアー ライフ」のクッション

各4800円/ツノカワファーム 03-5809-4265
デトアーとは、寄り道の意味。「人生は寄り道してこそ意味がある」をモットーとするブランドのリメイククッションだ。プロダクトを蘇らせる職人技の伝承にも力を注ぐ。
 

「パスザバトン」のチーフ

1800円/パスザバトン 表参道店 03-6447-0707
製造過程で生まれたデザインの異なる端材を2枚つなぎ合わせて、新たな表情のチーフをリビルド。ステッチワークから漂う、ハンドメイド感も楽しい。


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