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2017.08.06

ファッション

街頭調査!「シンプル、でもシャレてるオッサン」になるコツは?

シンプル・イズ・ザ・ベスト。確かにそうだ。アレコレ足し算するよりも、引き算する格好良さもある。しかし過ぎたるは及ばざるがごとし。みすぼらしく見せては本末転倒だ。街角でひときわ輝いていた“自分だけのシンプル”を持った男たちから、シャレて見せるヒントを学ぼう。
 

内野賢一さん 37歳
Top=ジョン スメドレー T-shirt=シュプリーム×ヘインズ Pants=ユナイテッドアローズ Shoes=ダブルタップス×ヴァンズ
Tシャツ×スラックスにさらりと羽織ったジョン スメドレーのカーディガン。年を重ねていくと、こんな肩肘張らないスタイルに自然と手が伸びるようになるもの。だって、好感が持てるからね。でも内野さんの素敵なところは、やっぱりこの美しいスカイブルー。定番色が揃う中で、あえてこの色選び。これぞ個性と言えるでしょう。
 

梅津宏明さん 44歳
Shirt=コモリ Shorts=マレア エッレ Sandals=グッチ Eyewear=レイバン
言わずもがな軽装になる夏こそ、お洒落の腕の見せ所。それを教えてくれたのが梅津さんの着こなし。シャツは肩を落としたドロップショルダー、膝上丈のショーツはスエード製。そして足元を飾るのは象徴的なグッチのホースビットを配したサボ。組み合わせたアイテムをつぶさに見れば、非凡な物選びに気付かされる。
 

トング・アンドリューさん 42歳、真知子さん
T-shirt=グッドオン Pants=ユニクロ Shoes=ヴァンズ Watch=ロレックス Eyewear=オリバーピープルズ
例えば、メタルとセルをコンビ使いしたオリバーピープルズのラウンドメガネ。NATOストラップに着け替えたロレックスの時計、あるいは革紐を選んだヴァンズ。個性はディテールに宿ることを知っているからこそ成立する、アンドリューさんのこだわり。だからこそ潔いTシャツ姿に、引き算しても埋もれない存在感がある。
 

豊田 勝さん 46歳
Polo shirt=ジョン スメドレー Shorts=テアトラ Sandals=エルメス Watch=ロレックス
ダークトーンでまととるだけでお洒落に見える? いやいやそれは早計。そこで、アイテムごとの素材感でコントラストをつけた豊田さんの着こなしが参考になる。ポロシャツは柔らかなニット素材、ショーツはシャカシャカの機能素材、そしてサンダルは艶やかな表革。と、見事なメリハリをつけているのだ。ポロのトップボタン留め、これもおすすめ。
 

鈴木哲也さん 48歳
Shirt=マーガレット・ハウエル Pants=RRL Shoes=ビズビム Beret=不明
コンパクトな上半身とボリュームのある下半身。このバランス感覚が見事な鈴木さん。さらなる味付けとして、ベレー帽や量感のあるスエードシューズ、そしてブルーのクラッチといったクセのある小物使い。簡単そうに見えて、本人のセンスが冴えわたる着こなしだ。
 

水本 修さん 41歳
Shirt=テンダー T-shirt=サブトラクト Pants=テアトラ Shoes=クロケット&ジョーンズ
今、気分なフワリとしたシルエット使いは柔らかな印象にして、確かな個性を演出する最適解。全身の色使いを抑えれば、なおその良さが活きる。無造作にシャツジャケットを袖捲りしたり、タック入りパンツをロールアップする水本さんはそれをよくよくご存じのようで。
 

谷口鉄也さん 45歳
Top=マルニ Pants=ユナイテッドアローズ Shoes=ヒロシツボウチ×ザ スタイリスト ジャパン
高級感や清潔感を感じる谷口さんの上手なところは、色使い。ニットTシャツ、クラッチ、レザースニーカーが見せるグラデーションをパンツのネイビー(あ、クラッチのタッセルもね!)が引き締め、何とも大人らしい雰囲気に仕上がっているのだ。その隣でニコリと笑う芽唯ちゃんとのペアリングも見事。鮮やかな赤を効かせつつ、とっても爽やか&キュート!
 

村上 啓さん 42歳
T-shirt=ユニクロ Pants=グラミチ Shoes=アディダス Cap=キジマタカユキ
白から黒へ。無彩色の着こなしは、どれだけ豊かな表情を作れるかがポイントとなる。村上さんはオーバーサイズのTシャツやダボッとしたシルエットの九分丈パンツで、精悍にして優しげなモノトーンコーデを演出してみせた。ポケットから覗くサングラスもナイスアクセント!
 

吉川正樹さん 34歳
Top=ノンネイティブ T-shirt=グラフペーパー Shorts=グラフペーパー Bag=エンダースキーマ
袖口がカットオフされたスウェットTを主役に、首元からは重ね着した白Tをチラリ。デニム地のハットや小ぶりなスエード製サコッシュをアクセのように斜め掛けしたり…。随所に小技を効かせた、吉川流の夏スタイルだ。
 

大石義輝さん 56歳
Polo shirt=ジョン スメドレー Shorts=アナトミカ Shoes=ジェイエムウエストン Bag=L.L.ビーン
今、ゆったり&たっぷりのシルエットが街角を席巻しているからこそ、きちんとしたサイズ感で着る格好良さを改めて実感する。コドモには難しいこげ茶のニットポロを、ジェイエムウエストンのローファーを合わせてこうもさらりと着てしまう…。この貫禄、ダテじゃないっス。
 
街角を見て再確認。やはりシンプルは格好良い。でもそれだけを考えてたら、いつのまにか個性を失ってしまう。今回協力してくれた人たちは、ワンポイントが光るアイテムを持っていたり、存在感のあるブランドを忍ばせている様子。そして、“自分らしさ”を磨く、ということもお忘れなく!


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