2021.08.02
FAMILY

「制限付きの生活で“子供のあそび”はどうすれば?」専門家に聞いてみた

当記事は「ボーネルンドの教育・保育関係者のための情報サイト PLAYSCAPE」の提供記事です。元記事はこちら

今後も続くことが予想される「制限付き」の生活。今、そしてこれからの子どもたちの発達のために、家庭や教育・保育の場など日々の生活のなかで大人がするべきことを専門家の先生にお伺いしました。

今回は、明星大学教育学部教授 星山麻木先生に伺ったお話をご紹介します。

 

新しい生活で子どものためにできること

長期間の外出自粛や感染を抑えるための措置として、子ども同士の関わり合いの場は極端に減ってしまいました。学校や園もきまりが多く、先生も子どもたちも疲弊しています。

真面目に約束を守って過ごしている子どもほど、自分を制限してしまい、不安になっている様子がうかがえます。失われたコミュニケーションによるストレスは今後も心配です。

しばらくは、大人も子どもも、この「制限付き」の生活を続けなければいけません。「ダメ」「やってはいけない」という禁止や否定の言葉が多い中、私たち大人が考えなければいけないのは、安全を担保しながらいかに子どもたちのあそびとその環境を整えるかです。

どういうあそびが安全で、何が大丈夫かを見極めながら、子どもたちのあそびと環境づくりについてしっかりと考えていくことが必要だと思います。

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コミュニティで育むあそび

昔なら、家にはお庭があって、土を掘ることができ、ブランコもあって、家の中と外で子どもに必要な「あそび」を確保することが容易でした。コミュニティという面においても昔のモデルにはお手本になる要素がたくさんあります。

長屋と呼ばれる住宅エリアでは、自宅とお隣の家を行き来する子どもたちの姿があったし、家と家の間には水場があって、そこでは大人たちが井戸端会議をして小さなコミュニティが生まれていました。

この昔ながらのスタイルには子どもを育てやすい理想形が詰まっていたのだと思います。最近の住宅事情や、「集団」に属して生活してきた大人にとって、今の日本で小さなコミュニティを作り、その中で豊かに遊ぶことや群れて遊ぶことはなかなか想像しにくいことかもしれません。

でもこのような状況下で、遠くにいるたくさんの人々とオンラインでつながることもできるようになりました。今こそコミュニティをつくり、その中で関わりながら遊べる場が必要だと感じています。

次回のコラムでは星山先生にうかがった、「今だからこそ子どもと体験したいあそび」をご紹介します。

>後半へ続く

星山麻木先生
明星大学教育学部教授。保健学博士。一般社団法人星と虹色な子どもたち設立。一般社団法人こども家族早期発達支援学会会長。日本音楽療法学会認定音楽療法士。ボーネルンドと共催した「発達サポーター育成講座」がスタート。

写真提供:ボーネルンド

記事提供:ボーネルンドの教育・保育関係者のための情報サイト PLAYSCAPE

# ボーネルンド# 子供# 遊び
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