当記事は「ボーネルンドの教育・保育関係者のための情報サイト PLAYSCAPE」の提供記事です。元記事はこちら。今後も続くことが予想される「制限付き」の生活。今、そしてこれからの子どもたちの発達のために、家庭や教育・保育の場など日々の生活のなかで大人がするべきことを専門家の先生にお伺いしました。
今回は、明星大学教育学部教授 星山麻木先生に伺ったお話をご紹介します。
新しい生活で子どものためにできること
長期間の外出自粛や感染を抑えるための措置として、子ども同士の関わり合いの場は極端に減ってしまいました。学校や園もきまりが多く、先生も子どもたちも疲弊しています。
真面目に約束を守って過ごしている子どもほど、自分を制限してしまい、不安になっている様子がうかがえます。失われたコミュニケーションによるストレスは今後も心配です。
しばらくは、大人も子どもも、この「制限付き」の生活を続けなければいけません。「ダメ」「やってはいけない」という禁止や否定の言葉が多い中、私たち大人が考えなければいけないのは、安全を担保しながらいかに子どもたちのあそびとその環境を整えるかです。
どういうあそびが安全で、何が大丈夫かを見極めながら、子どもたちのあそびと環境づくりについてしっかりと考えていくことが必要だと思います。
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