乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.289
2021.10.02
CAR

ピックアップ界の大谷翔平!? トヨタ「タンドラ」のフルモデルチェンジに期待大

2000年の登場から、海の向こうでビッグ3に果敢に挑んでいる、トヨタのフルサイズ・ピックアップトラック「タンドラ」。

トヨタ タンドラ
トヨタ タンドラ。最初のスケッチから開発、生産まですべてアメリカで行われているトヨタ車。筋肉質で彫りの深いデザインを目指したという。

しかしフォードの「Fシリーズ」「ラム・ピックアップ」、シボレー「シルバラード」というビッグ3の牙城をなかなか崩せずにいた。

ダブルキャブモデルはベッド(荷台)が6.5フィートまたは8.1フィート、クルーマックスモデルは5.5フィートまたは6.5フィートから選べる。

やはり、アメリカ人にとってメイド・イン・アメリカは偉大なのか……。

しかし15年ぶりに3代目へとフルモデルチェンジしたタンドラは、メジャーでホームラン王に挑む大谷翔平のごとく、日本車には無理だと思われていた壁を打ち砕くことができるかもしれない。

エンジンは3.5L V6ツインターボエンジンと、同エンジンにモーターを加えたハイブリッドシステムの2種類。

ガソリン車でさえ最高出力389ps/最大トルク479lb-ft(約650N・m)とライバルたちに十分対抗できるパワーだが、モーターでブーストアップできるハイブリッド車は最高出力437ps/最大トルク583lb-ft(約790N・m)というパワーを発揮。

大谷の弾丸ホームランのように、そのパワーはアメリカ人もきっと目が釘付けになるに違いない。

14インチの大きなタッチパネル式ディスプレイ。ナビ画面やオーディオ操作が可能だ。

強度を高めたラダーフレームや全面改良されたサスペンションなども相まって、最大牽引力も1万2000ポンド(約5443kg)、最大積載量は1940ポンド(約880kg)とライバルたちと十分肩を並べている。

しかし、単なる力持ちだけじゃピックアップ界のメジャーリーガーたちの壁は崩せない。そこはトヨタらしさ全開、現代版の和のおもてなしで対抗する。

まず牽引するモノの種類に応じてアクセルレスポンスを制御するモードを設定。小型のボックストレーラーや小型ボートなどは標準モードで、大型ボックストレーラーや大型ボートはプラスモードにすることで、スムーズに牽引できるようにしている。

トレイラーバックガイダンスを備え、トレーラーとともにまっすぐバックできるようにしたり、360度カメラでトレーラーも含めて周囲を確認できる。

さらに「ハイ、トヨタ」で始められる音声操作機能も用意され、声だけでナビの目的地設定やオーディオのコントロールができる。ナビデータも通信機能によって更新されるので、いちいちディーラーでデータを書き換えてもらう煩わしさもない。

もちろんスマートフォン連動機能も備えている。そのほか最大10台のデバイスを接続できるWi-Fi機能を備える。

「TRD Pro」グレードはハイブリッドのみの設定。専用の迫力あるグリルやオフロードサスペンションなどを備える。

ボディのバリエーションは通常のダブルキャブと、さらに室内空間を広くとったクルーマックスを用意。

またオフロード性能を高めたTRD Proや、TRDオフロードパッケージもラインナップされている。

間もなくアメリカで発売され、価格はその直前に発表されるという。

衝突被害軽減ブレーキや、車が緊急回避のためにステアリングを操作することもある機能を備える。

フォードもシボレーもいいけれど、やっぱり海の向こうで頑張るこんなサムライピックアップは応援したくなる。

旧型は日本に正規輸入されていないが、日本でも人気がある車種だけに、新型はいつか凱旋帰国してくれることを望みたい!

 

籠島康弘=文

# アメ車# タンドラ# トヨタ# ピックアップ
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