乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.285
2021.09.24
CAR

世界で最も売れている車「カローラ」初のSUVは、やっぱり万人に愛されそう

約20年前にモデル別の累計販売台数でビートル(タイプ1)の約2153万台を抜き、世界最多となったトヨタ「カローラ」。今年7月にはついに5000万台を突破した。

トヨタ カローラクロス
トヨタ カローラクロス。先行して公開されたグローバルモデルは大きく開いたフロントグリルを備えていたが、日本仕様ではスタイリッシュなデザインに変更された。

そんな“世界一売れている”カローラには、意外にも1966年の誕生以来SUVモデルは存在しなかった。

しかし先日、ついにカローラの名を冠するSUV「カローラクロス」が誕生した。

世界中で愛されるワケは、SUVでも健在

カローラは日本国内で愛されるのはもちろん、世界中で販売されるグローバル戦略車でもある。

そのためカローラクロスも日本発表に先駆けてタイで初披露されたのだが、そこではアクの強いフロントマスクだった。しかし日本ではこのようにスマートな表情に。

さすが、これまで世界150以上の国と地域で販売されてきただけあり、世界中でエリアによって愛されるデザインをよく知っているようだ。実際、既にカローラクロスは予約だけで1万台を超えたという話も聞こえてくる。

リアバンパー下で足を振ると、テールゲートが開閉する機能も用意されている。

全長は4490mmとカローラのワゴンである「カローラツーリング」(4495mm)とほぼ同じだが、全幅は少し拡幅された1825mmに。それを活かしたサイドの抑揚など力強いフォルムを手に入れ、これまでのカローラファミリーにないマッチョなデザインとなっている。

搭載されるパワートレインは1.8Lエンジン×CVTと、1.8L+モーターのハイブリッドシステム。ガソリン車は2WDのみで、ハイブリッド車は後輪をモーターで制御する4WD(E-Four)も用意されている。

ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は26.2km/L。カローラはやっぱりお財布にも優しいのだ。

インテリアデザインはほかのカローラシリーズと同じだ。

ラゲッジ容量は通常で487L。同車より少し小さいC-HR(318L)より容量が多いのは当然だけど、ひと回り大きいハリアー(409L)まで凌ぐという下剋上的な広さが確保されたのも、最新のトレンドを鑑みてのことだろう。

しかも単に広いだけじゃなく、床下収納を作れる“上げ底機能”が用意されていて、荷物を隠せるほか、後席を倒した際の段差を解消してくれる。

寝袋を用意すれば車中泊もできてしまう嬉しい仕様だ。

“上げ底機能”の「ラゲージアクティブボックス」を使用した状態がこれ。最廉価グレード以外に標準装備されている。
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カローラクロスの機能面はどうか?

もちろん、衝突被害軽減ブレーキをはじめとした先進安全機能「トヨタセーフティセンス」は全車に標準装備。

ハイブリッド車にはAC100V/1500Wのコンセントがオプションで用意されているから、携帯の充電はもちろん、出先で電気ポットやヒーターも使える。

5人乗りの状態でもゴルフバッグを4つ載せることが可能。このように後席片側だけ倒して使えば、長物だってラクラク入る。

これだけの内容で車両本体価格が199万円〜319万9000円。少しサイズの小さいヤリスクロスの179万8000円〜281万5000円に迫るような価格設定だ。

しかも、199万円のグレードでも「トヨタセーフティセンス」やLEDヘッドランプ、スマホと連動する7インチディスプレイオーディオ、オートエアコンなどが標準装備される。

オプションで開放感バツグンの大開口パノラマルーフが用意されている。

やっぱり世界で最も売れているカローラ、初登場のSUVでもしっかり“愛される”ツボを押さえている。

 

籠島康弘=文

# SUV# カローラ# カローラクロス# トヨタ
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