キャンピングカーのリアル Vol.2
2021.10.10
CAR

1000万円超えの海外製キャンピングカーのレンタルは現実的? プロが答える3つの疑問

「キャンピングカーのリアル」とは……

一度は乗ってみたい海外製キャンピングカー。日本では見慣れないデザインと、機能的でラグジュアリーな内装は、キャンプ場でも羨望の的となるに違いない。

だが、レンタルや運転のハードルの高さに、少々怖気づくのも正直なところ……。

そこで、今回はレンタル会社「RMS キャンパー レンタル(RMS CAMPER RENTAL)」代表の西村さんに、海外製キャンピングカーについて、さまざまな疑問と不安をぶっちゃけて聞いてみた。

海外製キャンピングカーならこの人に聞け!

西村直紀●大阪出身、30歳。大手食品商社に入社後、仕事とキャンプを繰り返す日々を送っていたが、次第に趣味にのめり込むようになり、日本車専門キャンピングカーレンタル会社に転職。その後、今度は海外製キャンピングカーのデザイン性や快適さに魅せられ、自ら今のレンタル事業を立ち上げ独立した。

海外でキャンピングカーは「移動する家や部屋」

「俺の部屋へようこそ!」とばかりに、広々した車内を案内してくれた西村さん。

──ひ、広い!まるで家のリビングのような広々したテーブルとソファですね。

そうですね。今「リビング」とおっしゃいましたが、海外ではキャンピングカーのことを「モーターホーム」と呼んでいる国もあるほど「移動する家や部屋」としてキャンピングカーを利用しています。

──モーターホームですか。

なので、日本製のものと比べて高級感だけでなく、居住空間としての快適性、中で過ごす導線やデザインに優れていると言えるかと思います。

家を選ぶとき同様、「ここでどんな過ごし方をするか」という点で選ぶため、より広さや快適さ、デザイン性などを重視しているのが海外製の特徴です。

水回りもデザイナーズマンションのキッチンのような、おしゃれな空間。

ではさっそく、気になる3つの疑問をぶつけていこう。

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疑問① どんな人が、どんなシーンで利用するの?

──ちなみに実際利用する人って、どんな人が多いのでしょうか?

弊社を利用する人たちのなかで、初めて海外製キャンピングカーを運転するという人の割合は全体の7割ほどです。

実際に運転するお客様は男性が多いのですが、「キャンプ=ハード」というイメージとは大きく違うことから、お子様連れや女性のお客様からも好評です。実際、男性がキャンプに誘う際、この車両なら提案しやすいという声もいただきました。

4人座ってもゆったりだったテーブルが、わずか10秒ほどでベッドに早変わり。

──確かに「さあ、キャンプに行くぞ!」というようなワイルドな印象ではありません。

キャンプ場以外での利用も多くて、道の駅や温泉地巡り、地方観光旅、フェスやイベント参加時の車中泊、またリモートワークスペースとして、部屋を移動させながら旅をする感覚でご使用いただいています。

内装にこだわっているという点が評価され、映画やドラマ撮影時の芸能人やタレントのロケバスや控え室として、また百貨店の移動販売スペースやイベント会場のポップアップストアなどの活用事例もあります。

車両価格や改装費を合わせると1000万円を超えてしまうのですが、それをレンタルで気軽に使えるというのもメリットなのだと思います。

輸入車の左ハンドルは少し不安。

疑問② 大きい&左ハンドルで、ちょっと怖いんですけど……

──海外製というと左ハンドルですか? サイズも大きいですし、多少不安もあります。

いいえ、弊社の車両は基本的には右ハンドルになります。左ハンドルもありますが、すべて貸し出しの際に簡単な運転の指導をさせていただきますし、サイズが大きくても、普段アルファードやハイエースなどのファミリーカーを運転している方であれば、違和感なく運転可能だと思います。

──それを聞いて安心しました。

バックモニターやアラウンドビューモニターが付いているので、駐停車も慣れればそれほど難しくありません。

もちろん最初はドキドキするとは思いますが、東京でレンタルする場合、武蔵小杉駅や品川駅近くで引き渡し可能で、高速道路に乗るまで、細い道を通ることのないようになっています。

また、ご予約時の行き先確認が必須条件なので、車両が行き先のキャンプ場やその周辺道路を問題なく通ることが可能か、事前に弊社が施設に確認します。

疑問③ 燃費も保険もお高いんでしょ?

──サポートがあるのは安心ですね。乗り心地や燃費はどうですか?

海外では日本よりも移動時間が長い旅が多いので、どれも乗り心地にはこだわっています。

例えば、日本製キャンピングカーはハイエースやトラックがベース車両なので、座席シートが薄くてお尻や腰が痛くなり、天井が低くて窮屈な車両もありますが、海外製キャンピングカーは乗用車並みのしっかりした座席シートで、頭上も開放的な車両が多く、快適なドライブが可能です。

燃費はリッター8〜10kmと、車両サイズの割に良いほうだと思います。全車両ディーゼルのため、エンジンの力強さも魅力です。

──万が一、コスってしまった場合、保険は適用されますか?

もちろんです。ただ、それぞれ1台しか保有していない特殊な車種なので、免責保険が10万円。またノンオペレーションチャージ10万円、休車保証として1日2万円いただいています。事故の状態にもよるので、保険についてはレンタルの際に詳しく説明させていただいております。

 

なるほど。意外とハードルは低そうな輸入車のキャンピングカー活用術。それでは次回は、どんな車種を借りられるのかについて迫ろう!

 

【取材協力】
RMS キャンパー レンタル 東京ベース
電話番号:050-3580-8076
貸渡時間:9:00〜19:00
https://roomingsystems.com

キャンピングカーのリアル●永遠の憧れ、キャンピングカー。あんな使い方やこんな使い方ができたら……と妄想が膨らむけど、燃費は? 維持費は? 運転は難しくないの? レンタルはどう? あらゆる角度で探った“キャンピングカーのリアル”。上に戻る

 伊澤慶一=取材・文

# キャンピングカー# キャンプ# レンタル
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