乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.158
2020.10.08
CAR

輸入車SUVを探しているなら、ボルボのPHEVは見逃すべからず

ボルボといえば、思い浮かぶのはその高い安全性だ。しかし、現在のボルボの特徴をひと言で言えば、まず挙がる言葉は“先進性”かもしれない。

登場からもうすぐ5年が経ち円熟期を迎えた2代目「XC90」。

2017年7月、ボルボは「2019年以降に発売されるすべてのボルボ車に電気モーターを搭載する」と宣言。この戦略は、国連の持続可能な成長に関する枠組みである「グローバル・コンパクト」から認定されているサステイナブルな取り組み。

日本に2016年1月に登場した2代目「XC90」には、電動化を前提としたプラットフォーム“SPA”が採用され、ガソリン車とともに、PHEV(プラグインハイブリッド)モデル「T8ツインエンジン」が導入された。

また同じプラットフォームを使う「XC60」も2017年10月に登場。やはりPHEVもラインナップされている。

さらに同様のコンパクトモデル向けプラットフォーム“CMA”を用いた「XC40」のPHEVモデル「リチャージプラグインハイブリッドT5インスクリプション」が、2021年内に日本に導入される予定だ。

写真は同じく2021年に日本導入予定の100%電気自動車「XC40 リチャージ」。

これでボルボのすべてのSUVにPHEVがラインナップすることになる。PHEVのSUVを3モデルも用意できているのは、今のところボルボだけなのだ。

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デザインも使い勝手も、しっかり“ボルボらしい”

では、今ボルボのプラグインハイブリッドで何を選ぶべきか。

最新の「XC40」はとてもよくできたモデルだが、PHEVの日本での導入予定は2021年以降。それにSUVらしい快適性と利便性を味わいたいなら、やはりサイズが大きな「XC60」と「XC90」のPHEVだろう。

「XC60」のサイズは全長4690×全幅1900×全高1660mm。

「XC60」はボルボのSUVラインナップではミドルレンジになるが、後部座席に大人が3人ゆったり座れるスペースを確保している。

もちろん大容量バッテリーなどが積まれていても、荷室スペースが犠牲になっておらず、家族や仲間と荷物をたくさん積んでレジャーに出かけることができる。

「XC90」はボルボSUVのトップレンジで、以前は2列シート車もあったが、現在は3列シートの7人乗りのみというラインナップ。7人乗りの2列目席にはスライドとリクライニング機構を備えているので、乗車人数や荷物量に合わせて空間をアレンジできる。

「XC90」のボディサイズは全長4950×全幅1960×全高1760mmという圧巻の大きさ。

「XC60」と「XC90」のPHEVパワートレインは共通で、ターボとスーパーチャージャーがついた2Lエンジンと前後のモーターを組み合わせた4WDシステムだ。

走行モードはモーターのみで走る(航続距離は約40km)ピュアモード、エンジンとモーターを最適に組み合わせるハイブリッドモード、常時エンジンとモーターを使って鋭い加速感で走れるパワーモードから任意に選べる。

「XC90」の洗練されたインテリア。

プレミアムなSUVは数多あるが、その中でボルボを選ぶ醍醐味は、やはり洗練されたデザインだろう。

北欧家具のような上質なシートやミニマルなインストゥルメントパネル、北欧の有名ガラスメーカー製シフトノブ(「XC90」に採用)まで備えられるインテリアは、「モダンなラグジュアリーホテルのよう」と評される。

また押し出しが強いわけではないのに存在感はしっかりあるエクステリアデザインも独自の世界観をまとっている。

「XC90」のシフトノブは、スウェーデンを代表するガラスメーカーであるオレフォス謹製。

それでいて、ラゲージの使いやすさは、さすが「240」シリーズを生んだボルボらしく抜群。

出っ張りが少なく、フラットで荷物の積みおろしがしやすいリア空間は、デザインと実用性を見事に両立させている。

「XC90」では、ラゲージ側から後席を簡単に倒してラゲージを拡大することもできる。

そもそも世界初の3点式シートベルトの実用化や、日本初の衝突被害軽減ブレーキの搭載など、他社に先駆けて安全機能を採用してきたボルボ。

最近では車に制限速度を設定できるケアキー(高齢者や初心者ドライバー向け)を他社に先駆けて用意している。

そこに電動化という新たな“先進性”が加わるボルボのPHEV。“輸入車”だけでも“SUV”だけでも満足できない車好きにこそ、ぜひ検討してほしい選択だ。

 

高橋 満=文

# PHEV# SUV# XC90# ボルボ
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