乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.101
2020.06.12
CAR

キャンピングカーの4タイプ、知ってる? あなたにピッタリなのはどれだ

夏本番が近づき、思いっきり外に出られるようになった暁には、車でキャンプやあちこち旅をしたいと思っている人もいるはずだ。

その際の相棒に、キャンピングカーはピッタリだが、実はキャンピングカーはタイプによって使い勝手が異なることを知っているだろうか?

主なタイプは4つ。自分のスタイルにピッタリ合うのはどれか?

快適な旅のために、早速チェックしてみよう。

 

■キャブコンバージョン(キャブコン)

トラックの荷台部分をキャビンスペースに架装したキャンピングカーが「キャブコン」。小型の別荘を、トラックに載せて移動するようなものだ。運転席と独立しているので、キャビンを広くしやすく、設備類も充実させやすい。

【メリット】
・ほとんどが常設ベッドを備えていて、寝る際に毎回シートを倒したりしてベッドを作る必要がない。
・キャビンスペースの天井が高いので、身長が高い人も室内で屈まずに過ごせる。
・独立したシャワールームやトイレが備わることがほとんど。

一方でベースがトラックのため、移動中の乗り心地は下記のバンコンや軽キャンパーと比べてあまり良くない。

また車高が高くなるので横風などにも煽られやすい。なのでどちらかというと、常に移動し続ける旅よりも目的地に長期滞在する使い方が適していると言えるだろう。

NEXT PAGE /

■バンコンバージョン(バンコン)

ワンボックスカーやミニバンの前席より後ろを架装したキャンピングカーが「バンコン」。

大きさはベースとなるワンボックスカーやミニバンとほぼ同じなので、街中を運転しやすく、これ一台でアウトドアと普段使いを兼ねることもできる。

【メリット】
・キャブコンよりも長距離移動や、複数のエリアを転々と旅に向く。
・大抵キャブコンより狭いが、キッチンや流し台が一体化したギャレーが設置されていることが多いので料理も楽しめる。
・ポップアップルーフなどを使って、多人数で寝泊りできるものも多い。

普通のワンボックスカーやミニバンと同じ感覚で運転できるので、あちこちアクティブに旅を楽しみたい人に適している。

一方で室内の高さを含めてスペースは限られるため、アウトドアをたっぷり楽しむなら、テントやタープの併用がオススメだ。

NEXT PAGE /

■軽キャンピングカー(軽キャンパー)

軽自動車をベースに架装したキャンピングカーが「軽キャンパー」。

日本にはひと部屋で家族と食事をし、客をもてなし、就寝する“茶の間文化”があるが、軽キャンパーはそんな日本の生活様式を体現したようなモデルだ。

【メリット】
・価格的に手に入れやすい。
・旅先の狭い道にも入って行きやすく、駐車場所も困らない。
・小型ながらシンクやシャワーを備えたものも多い。

軽キャンピングカーの中にはポップアップルーフや2段ベッドを作ることで4人就寝を可能にしたものも多い。しかし快適な旅を楽しみたいなら、就寝は1〜2名と考えたほうがいい。

また、軽キャンパーには軽ワンボックスの後席部分を架装したものと、軽トラックの荷台に居住スペースを載せたもの(こちらのほうが比較的室内が広い)があり、スペースの使い方も車によってかなり差があるので、実車を見て自分に適したものを選んだほうが良いだろう。

NEXT PAGE /

■キャンピングトレーラー

これまで紹介したキャンピングカーは自分の力で移動することができるタイプだが、キャンピングトレーラーはそれ自体に運転するための機能が備わっていないため、ほかの車で牽引して移動する。

大型のものは牽引免許が必要になるが、総重量750kg以下なら牽引免許がなくてもトレーラーを引っ張ることができる。

【メリット】
・トレーラーを保管場所に置いておけば、普段は引っ張る車を通勤や買い物など、普通の車として使える。
・トレーラーを切り離すことで、旅先でも車のみで移動できるので、何かと動きやすい。
・トレーラーは居住スペースに特化しているので、キャブコンと同じくらい広いスペースで快適に過ごせる。
・予算や用途に応じて、キャンピングトレーラーの大きさの選択肢が多い。

キャンピングトレーラーは法律上車両になるので、自動車税を毎年支払う必要がある。ちなみに東京都の場合で毎年1万200円(被牽引車、8t以下)だ。また2年ごとに車検を通す必要もある。とはいえエンジンなどがないので検査費用は安い。車検時に納める税金なども重量税が1万2600円(1t以下の場合、1t〜2tは2万5200円)、自賠責保険が5140円だ。

牽引走行中の事故などは引っ張っている車の任意保険が適用されるので、キャンピングトレーラー自体に任意保険をかける必要はない。ただし、自動車保険によっては牽引中の事故をカバーしていないケースもあるので、購入前に条件を確認しておきたい。また、走行に起因しない事故の場合は保険適用外となるので要注意だ。

 

このように、キャンピングカーには、4つのタイプそれぞれのメリットがある。まずは自分のスタイルに合うものはどれかを、じっくり考えてみよう。

 

高橋 満=文

# キャンピングカー# キャンプ
更に読み込む