キャンピングカーを購入する際、チェックするとなるとベッドの組み立て方法や、ダイネット(ダイニングスペース)の広さなどに目が行きがちだ。
もちろんそれらはキャンピングカーを快適にする大事な要素だが、必要な“快適性”の種類は、キャンプの楽しみ方によっても変わってくる。どんなところに注目して選ぶべきか、早速見てみよう。
①断熱構造
春や秋だとそれほど気にならないが、冬もキャンピングカーでキャンプを楽しみたい、スキーやスノボにキャンピングカーで出かけたいなら、雪の中でも快適に過ごせる、車の断熱構造を重視したい。
車の外板は熱伝導率の高い、つまり外気温に左右されやすい金属でできている。多少ボディ内側には断熱材や遮音材が入っているものの、真冬はエンジンを切りエアコンが止まると車内はあっという間に温度が下がってしまう。
エンジンを止めても車内を暖めることができるFFヒーターのついた車もあるが、断熱構造がしっかりしていないと暖まり方に差が出てくる。そこでキャンピングカービルダーには、断熱性能にこだわったキャンピングカーを製作しているところもある。
断熱は冬だけなく夏場のエアコンの効きにも影響してくる。年間を通してキャンピングカーライフを楽しむなら、ボディや窓枠などの断熱構造とその性能がどのくらいかをチェックしておこう。
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