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2020.02.20

カスタムは男の野望。最近のトレンドはずばりアウトドアテイスト

今年こそはカスタムしたい!といっても何をどうしていいやら。
そこで、世界最大級の自動車トレードショー「セマショー」を訪れた、車両販売やカスタムなどを手掛けるエス&カンパニー代表の鹿田能規さんに最新事情を伺った。
 

アウトドアな車にカスタムしたい

アウトドアな車にカスタムしたい
日本では車検の通らない「ハミ出しタイヤ」仕様。フォグランプとテント、ウインチ装備の本格派。
東京オートサロンをはるかに上回る大規模なカーパーツショーが、セマショーです。毎年ラスベガスで行われ、業界人がその動向を注目。実はここ数年で、カスタムのトレンドがガラリと変わってきたんです。それが、まさにアウトドアテイスト。
これまでは、例えばSUVをカスタムするにしても、ビッグホイールの薄型タイヤにギラついたパーツ変更など、ヒップホップ的な横ノリテイストが主流でした。セレブラッパーの愛車みたいな感じですね。その潮目が変わったのは、ラングラーのモデルチェンジと、ピックアップモデルのグラディエーターの登場。アウトドア、とりわけキャンピングの世界観が一気に注目されました。
コンパクトなスバル「XV」。マッドタイヤはもちろん、自転車用のルーフキャリアとフロントのバーでこの洒落感。
コンパクトなスバル「XV」。マッドタイヤはもちろん、自転車用のルーフキャリアとフロントのバーでこの洒落感。
それまでは少数派だったのですが、今年は完全にアウトドア一色。これらのカスタムカーを見ると、ハードルが高そうでしょ? でもポイントを押さえれば、簡単にアウトドアテイストになるんです。それは、①マッドタイヤに変える。②ルーフトップテントを載せる。③フォグランプを付ける。これだけでOK。
もちろんすべてをやる必要はありません。マッドタイヤに履き替えるだけでも印象は大きく変わります。ロードクリアランスを上げるリフトアップなんかは不要です。マッドタイヤは意外と街乗りでも持ちが良くおすすめ。スパイスとして面白いのは、ガソリンと水を入れる薄型ポリタンク。これは、アクセサリー感覚でキャリアに積むだけで、キャンパー感が醸せます。
このようにアウトドアなカスタムは、アメリカで爆発的なブーム。これから日本でも一気に加速すると思いますよ。
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シャコタンに扁平タイヤのゴルフ。それでもルーフトップテントとフォグランプの効能でグッと今どきに。
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欧米で人気のメルセデス・ベンツのワンボックス「スプリンター」。ロングタイプなので、テントとカーゴバスケットの2つを搭載。
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「ブロンコ」は、屋根を取っ払ってロールゲージを装着、リフトアップもガッツリ施したハードカスタム。
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ドア回りをオープンにしてロールゲージを装着したグラディエーター。バギーを積む猛者仕様。
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北米仕様のSUVには、トレンドの薄型ポリタンクを搭載。どこに載せるかは、オーナーのセンス次第。
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髙村将司=文 鹿田能規(エス&カンパニー)=写真提供


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