2019.11.14
CAR

バイクの価値は「電気でもっと加速する!」で全会一致

探せ! 未来のマイカー候補@東京モーターショー
先日、東京・台場で開催された東京モーターショー2019。「あれは車業界の人が見るものでしょ?」と思っていたら大間違い。次のマイカー選びの羅針盤としても有効である。近い将来の車トレンドと注目車を、現場でキャッチした。

近年のモーターショーや二輪の展示会では毎度多くのモデルが発表され、最近ではハーレーダビッドソンもついに電動バイクの製造を開始するなど、にわかに盛り上がってきている電動バイク。

航続距離の短さなどまだまだ課題が多いが、日本のメーカー各社は電動バイクにどんな役割を与えていくのか? 国内の大手であるヤマハとホンダ、そして新興のアイディア社の3社の考えを覗いてみよう。

 

「電気でバイクは格好良くなる」
ヤマハ E02

旅先でバイクを充電させてもらう人気番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』では、ヤマハのE-ヴィーノが活躍中。写真のE02はE-ヴィーノ同様、原付バイク相当のモーターを搭載する都市型電動コミューターだ。

航続距離などは公表されていないが、近未来的なボディデザインに、片持ちのスイングアームはいわゆる「原付スクーター」とは一線を画する格好良さ。発売されればあの旅も一気にオシャレに!?

 

「125cc相当のバイクに取って代わる」
ヤマハ E01

持ち運び可能な重量の着脱式バッテリーを使う電動バイクは、充電容量が制限されてどうしても行動範囲が限られがち。しかしこのE01は125cc相当のモーターを搭載して急速充電にも対応。

従来の電動バイクより「もっと遠くへ」を可能にするとし、125ccクラスの軽量バイクで既存のガソリン車に取って代わろうというチャレンジ精神が見られる。先述のE02同様、こちらもコンセプトモデルで、スペックはこれからのお楽しみ。

NEXT PAGE /

「次なるバイクのカタチ」
ヤマハ MW-VISION

前2輪+後1輪を装備した独自のLMWテクノロジーで、高い安定性を実現したヤマハ。その進化版は、姿勢制御システムによって停止時も足を地面につく必要のない自立機能を実現している。

またロングドライブをかなえるためにエンジン+モーターのハイブリッドモデルを目指している。市販化は今のところ未定だが、免許は二輪か?普通自動車か? も気になるところ。

 

「安くて早い、働くバイクに」
ホンダ ベンリィe:(左)、ジャイロe:(右)

ホンダは現在販売しているバイクの、ベンリィとジャイロXの電動モデル化を進めている。

どうしても電池が小さくなる電動バイクは、個人でのロングツーリングには向かないかもしれないが、常に会社などの拠点の周辺を走る働くバイクなら、事務所に戻って充電済みの別のバッテリーをすぐに積めば充電の時間ロスも防げる。コストの安い電気で、しかもスピーディーに稼働させられるわけだ。

NEXT PAGE /

「災害時のバッテリーに」
アイディア AA-カーゴ V2H(左)、AA-カーゴ(右)

日本の新興メーカー・アイディアは、2020年早々に発売予定のAA-カーゴ V2H(左)とAA-カーゴ(右)を展示。

ワイパー付きスクリーンを備えた商用を想定した電動バイクだが、特にAA-カーゴ V2Hは災害時などにバッテリーに貯めた電気を自宅でも使えるV2H機能を備えるのが特徴。急速充電にも対応し、安定性と積載量もあるとなれば、いざというときの頼れる存在になりそうだ。

 

ユーザー人口が減少し続けている業界の救世主として期待される電動バイク。趣味の乗り物としてのバイクの楽しさは言うまでもないが、今後“電気”はその価値をさらに加速してくれそうだ。

 

籠島康弘=文

# バイク# 東京モーターショー# 電気
更に読み込む