お金をかけず、何にもとらわれず、己の工夫と果てることのないバイクへの熱い情熱さえあれば誰でも参加できるカスタムバイク・コンテスト「デウス バイク ビルド オフ」。このたび3年ぶりに日本に帰ってきたのだが、今回は様子がちょっと違うらしい。
どう違うかってことを説明する前に、まずは「デウス バイク ビルド オフ」とは何ぞや? を、おさらいしよう。
同イベントはバイクとサーフィンの世界観を反映したライフスタイルブランド、「デウス・エクス・マキナ」が主催するカスタムバイクの祭典。日本では2015年に鎌倉・七里ガ浜、2016年には東京・お台場で開催されている。そのルールはいたってシンプルだ。
1.「最小限で最大限を表現すること」2.「走行可能で、ブレーキがかかること」3.「己の工夫と、果てることのない情熱で創り上げること」 プロ、アマ問わないのはもちろん、自分のためだけにコツコツと造り上げた趣味バイクから、ショーバイク&カスタムショップのデモバイク、果てはレーシングマシンまで、あらゆるバイクのエントリーが可能。一体どんな内容なのか、過去のコンペの様子を紹介しよう!
語らずともその情熱がひしひしと伝わるこだわりのバイクがズラリ。会場に到着して早々、男心をくすぐるの工芸品の数々に息を飲む。
その楽しみ方は十人十色。細部のこだわりをむさぼるように眺める人、写真に収めながら次々と周遊する人、お互いの創意工夫を語らう人々。イカしたバイクと参加者たちのなかで、童心に帰ってコンペを楽しみ、予選通過者(車)は世界大会への切符を手にする。
ちなみに海外のコンペの様子はこんな感じ。バイクも参加者もイカしてるぜ。
過去3度はデウスがショップを展開する6都市(シドニー、LA、バリ、ミラノ、ビアリッツ、東京)同時にエントリー車両を集めて大規模な予選会をおこない、コンテストを開催してきた。年々参加者が増えるなか、約3年ぶりとなる2019年の「デウス バイク ビルド オフ」は、なんと初の“オンライン”開催となったのだ。
カスタムの腕を競うのはもちろん、エントリー作品のうち一次審査を通過したすべての作品を、
オンラインで見ることもできる。つまり、参加者だけでなく、全世界のネットユーザーが楽しめる、まったく新しいスタイルのカスタムコンテスト・イベントとなるのである。
また、デウスショップのある6都市では、コンペに先だってプロモーションイベントを開催。ここ日本では7月20日(土)に、渋谷スペース・エッジで「デウス バイク ビルド オフ2019 ジャパン」と題したスペシャルコンテンツを用意。
第1回、第2回大会の入賞車両が展示されるほか、現在アメリカを拠点に活躍するカスタムビルダー、木村信也氏を招いたトークショーも予定されている。スペースは限られるがフリーの駐車場も用意されるので、自慢の愛車で向かうのもいい。
グローバルオンライン・コンペティションのエントリー締め切りは2019年7月31日(水)まで。世界中のデウスショップが選出した特別審査員が厳正なる審査のうえ、2019年8月10日(土)に優勝車両を決定する。
なお、優勝者にはお好きなデウスショップへのペア旅行券が贈呈されるとのこと。いろいろ夢が膨らみますな。
[イベント詳細]「デウス バイク ビルド オフ2019」https://bikebuildoff.com [問い合わせ]デウス エクス マキナ 原宿店 03- 5413-3949 谷澤修太朗=文