2019.02.24
CAR

レクサスのコンパクトSUV「UX」と初上陸のセダン「ES」、本命は?

今、最も勢いのあるカテゴリーのコンパクトSUV「UX」と、日本初上陸となる「ES」

昨年末、満を持して2台の新型車を投入したレクサス。今、最も勢いのあるカテゴリーのコンパクトSUV「UX」と、日本初上陸となる「ES」だ。既にラインナップされているレクサスのSUVとセダンのなかでも本命車と呼び声高い、この2台の魅力に迫る。


小さくて使える、でも、レクサスらしい
LEXUS UX レクサス UX

小さくて使える、でも、レクサスらしい LEXUS UX

ボディサイズ:全長4495×全幅1840×全高1540mm
燃費:17.2〜27.0km/L(JC08モード燃費)
総排気量:1986cc 乗車定員:5名
価格:390万円〜

これまでコンパクトSUV役を務めてきたNXより全長がおよそ150mm、全高が100mm小さい(全幅はほぼ同等)、白熱する市場にいよいよ投下されたニューカマー。搭載されるパワートレインは、2.0L直4(UX200)とそのエンジンにバッテリーを加えたハイブリッドシステム(UX250h)の2種類。後者にはタイヤのスリップやクルマの姿勢などの情報をもとに、前後輪の駆動力配分を制御するAWDシステム、E-Four採用モデルも用意される。


無敵のアイデンティティと若々しい意匠のミックス。
まずクルマのどこを見るか。それは、おそらく“顏”だろう。都会では日々、大量すぎるほどのクルマが走っている。そんななかでキャラ立ちするためには、印象的な顏のデザインが不可欠だ。

2012年以降に採用されるようになったスピンドルグリルと呼ばれる、ほかにはない大胆なくびれを描くレクサスのフロントグリルは、絶対に“あの”クルマだとわかる無敵のアイデンティティ。コンパクトでもレクサスはレクサスであり、さまざまなクルマが行き交う都会でも異彩を放ち、見る者にインパクトを与える。ちなみに写真はFスポーツ仕様のグリル。ノーマルグレードの場合、立体的なブロックメッシュパターンになっている。

顏がレクサス全車にある程度、共通する意匠なのに対して、リアフェイスはUXオリジナルのデザインとなっている。それを最も特徴づけているのが、左右が真一文字につながっているリアランプ。とにかく厳かなイメージだったレクサスに、シャープな若々しさが与えられた。

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インテリアデザインはその若々しさを踏襲した雰囲気。高級車然とした贅沢さより、すっきりとしたモダンさが強調された印象だ。ただ、シートに刺し子をモチーフにしたステッチが施されているなど、精巧である証しが随所にさりげなくちりばめられている。
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リアバンパーの下に足を出し入れするとハッチが自動で開くので、両手がふさがっていても煩わしさをおぼえることはない。
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ラゲッジスペースの容量は、通常時で220L。後部座席を倒せば奥行きが790mmまで伸び、ゴルフバッグがすっぽり収まる長さになる。
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UXはレクサスのSUVでは最小サイズ

LEXUS NX レクサス NX
NはNimble(“素早い”などの意味)の頭文字。その名のとおり、全長4640×全幅1845×全高1645mmの小さなボディに最高出力238PSのエンジンが搭載されるモデルをラインナップする、レクサスSUVきっての韋駄天系として2014年に誕生。441.1万円〜。

LEXUS RX レクサス RX
高級クロスオーバーSUVという今となっては主流となっている分野を、1997年に早々と開拓した立役者。4代目にあたる現行モデルを一昨年、標準仕様から全長を110mm延長し、電動格納式の3列目シートを搭載したRX450Lが仲間に加わった。497.2万円〜。

LEXUS LX レクサス LX
最高出力377PSを誇るV8エンジンを積む、レクサスSUVの最上級モデル。現行車が発売された当初から予防安全パッケージ「Lexus Safety System+」など、初採用の運転支援機能が目白押しだった。2017年に5人乗り仕様が追加。1115万円〜。


伝統と未来が見事に融合している
LEXUS ES レクサス ES

伝統と未来が見事に融合している LEXUS ES レクサス ES

ボディサイズ:全長4975×全幅1865×全高144mm
燃費:23.4km/L(JC08モード燃費)
総排気量:2487cc 乗車定員:5名
価格:580万円〜

レクサスの最高峰セダン、LSと同時期に生まれたES。日本ではウィンダムとして販売されていたが、2006年に販売終了。日本でESとしての販売は今回の7代目が初となる。車高が低く幅広なロー&ボディはセダンのフォーマットをしっかりと踏襲しているが、リアピラーが大きく傾斜しており、ファストバックのようなシャープさも絶妙に併せ持っている。パワートレインは2.5Lエンジン+ハイブリッドシステムの一択のみとなる。


羨望の眼差しを浴びること請け合いの注目装備。
ESの最も大きなトピックスになっているのは、デジタルアウターミラーがオプションで設定できることである(写真上の車体のミラーは通常仕様)。もちろん、悪天候時でも視認性が高まるといった安全面のメリットもあるのだが、エクステリアデザインに寄与する部分もかなり大きい。見慣れすぎたサイドミラーのフォルムがちょっと変わるだけで、オーセンティックなセダンが急に未来のクルマへと変貌を遂げるのだ。このミラーを搭載していれば、注目と羨望の眼差しを浴びること請け合いだろう。

ちなみに、室内に設けられているディスプレイが映し出す通常時の映像範囲は、従来のミラーとほぼ同じだが、右左折時やリバース操作に連動して、表示エリアを自動で拡大することも可能だ。

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唯一無二の超先進技術を搭載しているのにもかかわらず、インテリアの作りはきめ細かで、落ち着きがあり、上質を極めている点がレクサスのセダンらしい。 
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先進技術以外にもESの特徴として高級車には珍しいFF方式であるということが挙げられる。そのため後席は最上級モデルのLSと同等の広さがある。またアームレストになる後部座席の間の蓋を倒せば、トランクスルーが生まれるので、長さのある荷物も少しなら収納可能。
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ハイブリッドバッテリーをリアシートの下に配置することで大容量が確保できたというとラゲッジスペース。ゴルフバッグは、横置きで4つ収納できる。またUX同様、ESにもハッチが自動で開くハンズフリーパワートランクリッド機能が付く。
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ESはレクサスのセダンでミドルクラスに位置付け

LEXUS IS レクサス IS
誕生当初は小型のエントリーセダンとして打ち出されたが、2代目から3.5LV6エンジン搭載車をラインナップに加えるなど、スポーツ性能を特にアピールするようになる。Fを冠するスポーツセダンが造られるようになったのもISからだ。471.4万円〜。

LEXUS GS レクサス GS
現代レクサスのアイデンティティであるスピンドルグリルが初採用されたのが、2012年にリリースされた現行の4代目GS。長らくフルモデルチェンジされていないため、もう間もなく新型が登場するのではないか、と期待を寄せられている。578.1万円〜。

LEXUS LS レクサス LS
今年で誕生30周年を迎えたLS。旧名は言わずと知れたセルシオ。全長5m超えで、助手席は420mmロングシートスライド、電動オットマンなどを装備する「EXECUTIVE」と呼ばれる仕様もある。レクサスブランドを牽引してきた特別な存在。981.4万円〜。


川崎一真(SIGNO)=写真 島下泰久=文 大隅祐輔=編集

# SUV# セダン# レクサス
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