乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.18
2019.01.06
CAR

ファミリーカー・ライフに安心をもたらすドライブレコーダー選びのコツ

カーライフを楽しむために、安全や安心は大前提。万が一トラブルに巻き込まれた際に、家族を守る「証拠」を残すためのドライブレコーダーの導入を検討している人も多いだろう。

けれどカー用品店へ行くと、たくさんありすぎてどれを選べばいいのやら…… だから聞いてきました、ドライブレコーダー選びの正しい目線。

教えてくれたのは、オートバックスの「A PIT AUTOBACS SHINONOME」で活躍するカーライフアドバイザー木内さん。

まずは知っておくべきタイプの話から。


ドライブレコーダー選びでこだわるべき3つのタイプと3つの機能

そもそもドライブレコーダーは撮影範囲で

①前方カメラ
②前後方カメラ
③360度カメラ

の3タイプに分けられる。その選び方は後述するが、まずは画質など共通で気にすべき機能について説明してくれた。

左から、①前方カメラ ②前後方カメラ ③360度カメラ。
左から、①前方カメラ ②前後方カメラ ③360度カメラ。

「安心のためにも、いちばん大切なのは画質でしょう。ネットで見るような映像は解像度を落としていたりするので心配される方も多いと思いますが、現在販売されている最新モデルならほぼすべてがハイビジョン(HD)以上の高画質なので、どれを選んでも大きな問題はありません」と木内さん(以下カッコ内はすべて木内さん)。

そのうえで、事故発生時の「証拠能力」を気にするのであれば、

①画質補正機能 ②GPS機能 ③Gセンサー

の3つのポイントにこだわると良いそうだ。

「画質補正機能は、事故が発生しやすい夜間や暗がりで『黒つぶれ(暗い部分が黒くつぶれること)』してしまったり、晴天時やライトによる『白とび(明るい部分が真っ白になること)』を防いでくれる機能です」。

「GPS機能があれば、事故が起きた位置はもちろん、日時も自動で正確に記録してくれます」。

最後のGセンサーは衝撃を感知する機能。「基本的にどのドライブレコーダーでも、録画メモリーがなくなると、自動で古い映像データに新しい映像が上書きされていきます。しかしGセンサーがあれば、事故など衝撃を感知したときの映像をその前後から切り取って別のフォルダーに保存してくれるため、事故後に上書きされず、証拠として残しやすくなるんです」。

3つの機能の有無は価格にも反映される。まずはこれらの機能にこだわるかどうかを決めておくのが良いようだ。

以上を踏まえて、前方、前後、360度。カメラの種類別に特徴とオススメのモデルを教えてもらった。

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いちばん手軽に備えられる「前方カメラ

「万が一事故にあった際、自分が不利にならないためにも証拠として撮っておきたいとか、とりあえず不安だから付けておきたい。ということなら、前方のみを録画するドライブレコーダーがいちばんお手頃です」。

“とりあえず”のエントリー機にオススメなのは

「ケンウッド DRV-320」
フルハイビジョン録画や急激な明るさの変化にも強いなど画質は十分。GPS機能やGセンサーも備わるうえ、お手頃な価格とあって「とりあえず」というエントリーモデルとして人気が高い。1万6999円/ケンウッド(オートバックス 0120-454-771)

前方だけなので設置も簡単で、自分でも取り付け可能。しかし当然、見えるのは「前方」だけ、側面や後方は死角となる。最近の事故のニュースを受けて、さらなる備えとして急増しているのが「前後方カメラ」なのだ。


あおり運転で急浸透した「前後方カメラ

「最近、あおり運転が度々ニュースで取り上げられ、その影響で人気急上昇なのが前後方カメラです」。

前方に加えて後方にも広いエリアをクリアに写し出すカメラを装備し、万が一後ろからあおられてもしっかりと相手のクルマを写し、証拠を残せる。

そして前後方カメラなら運転中以外にも活躍。前と後ろを合わせて広範囲を録画できるため、駐車時の監視機能を備えていれば、前後から近づくイタズラ犯の顔もバッチリ撮影できるのだ。「自宅から離れた場所に駐車している方や、大型モールや空港に駐車することが多い方は、駐車監視機能を備えた前後カメラを検討される方が多いです」。

機能充実な前後カメラのオススメは

「コムテック ZDR-015」
もともとレーダー探知などで高い技術を持ち、ドライブレコーダーでも国内有数の販売実績を誇るジャパンブランド、コムテック。ZDR-015は、フルハイビジョン録画、夜間高画質、GPS機能、Gセンサーを備えるほか、ドライブサポート機能も。別売りのアタッチメントを付ければ「駐車監視モード」にも対応する。2万7999円/コムテック(オートバックス 0120-454-771)

設置するには車内前後への配線作業が伴うため、素人では難しい。カー用品店に頼むのが正解だ。


全方位を捉えて遊びにも使える「360度カメラ

360度カメラは愛車の周囲をすべて、ピラー部分などを除いてほぼ死角なく撮影ができる。

「事故ではないですが、例えばショッピングセンターに駐めておいた愛車に、隣の車の人が乗り込む際にドアをぶつけてしまうことがありますよね。その場にいないと隣の車のミスだと証明しにくかったのですが、これならバッチリ『その瞬間』を撮れます」。

遊べる360度カメラのオススメは

「カーメイト ダクション360」
4K相当の画質での録画が可能で、オプションで最大約16時間連続の駐車監視もできる。専用のスマホアプリを使えばリアルタイム映像をスマートフォンでチェック&DLも可能だ。さらにカメラ部分だけを取り外してクルマから持ち出し、アクションカメラとして外出先でも重宝する優れもの。4万9799円/カーメイト(オートバックス 0120-454-771)

360度カメラなら車内も撮れるほか、屋根に取り付けて車外の360度をアクションカメラのように撮影できるものもある。

クルマから持ち出して使える「ダクション360」。
クルマから持ち出して使える「カーメイト ダクション360」。

前方カメラや前後カメラにはない不思議な映像体験は、「事故やトラブル対策という目的に加えて、ドライブの思い出の記録や動画作りなどの遊びに使うのにもピッタリでしょう」という。


帰省や旅行で長距離ドライブに出かける前に、ぜひ検討したいドライブレコーダー。「何のために、何を撮りたいか」によって選ぶ機能や種類は変わってくることがわかった。

自分に合ったモノを選べば運転時の安心感もグッと増すが、いちばん大事なのは「安全運転」であることはお忘れなく。安心で楽しいファミリードライブ、気を付けて行ってらっしゃい!

教えてくれた人
A PIT AUTOBACS SHINONOME
木内裕輔さん
「クルマも人もピットインできる場所」をコンセプトに、スターバックスやキッズスペースを併設する「A PIT AUTOBACS SHINONOME」で活躍。最新アイテムを熟知した広い知識と、やカー用品に詳しくない人にもわかりやすい丁寧なアドバイスを心がけるカーライフアドバイザーだ。


籠島康弘=取材・文

# アクセサリー# カーライフ# クルマ# ドライブレコーダー
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