乗りたかったのは、キブンが乗るクルマ Vol.10
2018.10.17
CAR

“気分ノリノリ” “現役バリバリ”なヴィンテージスポーツカー

ひと目で惚れる世界の旧車 Vol.4
ここ数年、メーカーが続々と取り入れ始めている中古車の認定制度に、レストア部門の新設。それによって安心して古いクルマを楽しめるようになるのは、我々の大きなメリットだ。
そこで、往年の名車が集まるイベント「AUTOMOBILE COUNCIL2018(オートモビル カウンシル2018)」に行って気分がアガる中古車たちを探してきた。アナタのハートを撃ち抜くクルマはどれだ!?

最近の子供たちに好きなクルマを描かせると、ミニバンやSUVが多いんだそう。

え? 子供が描くのはスポーツカーに決まってるだろっ!! とお嘆きのオトーチャンたちへ、ここで紹介するのは1970年〜’90年代に活躍したスポーツカーたち。

 

あの社長も、ジェームズ・ボンドも、イーロン・マスクも惚れた!
「ロータス エスプリ」

デザイン界の巨匠、ジウジアーロが描いた名車は数多あるが、このロータス エスプリもその一台だ。

1991年式「ロータス エスプリ」480万円/はらモータース

彼の作ったコンセプトカーにひと目惚れして生産を決めたのは、当時F1のチームを率いていたロータス社の社長であるコーリン・チャップマン。

そのスタイルに見惚れたのは彼だけではなかったようで、1977年に公開された映画『007 私を愛したスパイ』ではボンドカーに採用され、水中に飛び込んだかと思ったらそのまま潜水艦に変身。

もちろんそんなこと実際にはできないのだけれど、2013年に劇中車がオークションにかけられると、なんと落札したのはテスラのCEO、イーロン・マスクだとか。数々の男が惚れたスーパースポーツカーである。

 

強く、美しく、速かったBMW
「BMW 3.0CSA」

現在BMWが掲げる「駆け抜ける歓び」の原点となったと言われるBMW 2002(通称マルニ)。それと並び語られるBMWの名スポーツカーのひとつが、この3.0CSシリーズだ。

1975年式「BMW 3.0CSA」798万円/シンプルオート

「マルニ」より上級車という位置付けで、サイズ感は現行のBMW3シリーズなみ。マルニが3シリーズになったように、3.0CSは6シリーズへと昇華した。

この6シリーズの初代は当時「世界で最も美しいクーペ」と称されたが、エレガントさなら3.0CSに軍配を挙げるファンも多い。しかも3.0CSのレース仕様車は、ヨーロッパのツーリングカーレースで1973年〜’79年まで王座に君臨し続けた。エレガントなだけでなく、速くて強いなんて、まさに憧れる要素てんこ盛りの一台だ。

 

誰もがポルシェとわかる、初代911ターボ
「ポルシェ 911ターボ」

ポルシェ 911は開発コードで呼ばれることが多い。例えば現行型は“991型911”で、写真は“930型911”。どれも900番台の開発コードで、しかも車名が911だからややこしい。

1988年式「ポルシェ 911ターボ」990万円/はらモータース

で、この930型911のターボは、930ターボと呼ばれ、ランボルギーニ・カウンタックをはじめ平たいフォルムのスポーツカーが多い中、この唯我独尊なフォルムは、30年前にスーパーカーに熱狂した少年たちを虜にした。

 

見た目も実力も、迫力満点のレース用ベンツ
「メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 エボリューションII」

グリルが大きい大迫力なマスク、昔少しヤンチャしてた大人達の心もくすぐりそうなこちらのベンツは、実力だって大迫力。

1990年式「メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 エボリューションII」535万円/Auto Roman

1990年に登場した写真の「メルセデス・ベンツ 190E 2.5-16 エボリューションII」。特徴的な低く張り出たフロントスポイラーに、大きなリアウイングを標準装備、それらはもちろん見た目を良くするためのデザインではなく、速く正確に走るための装備だ。

しかもレースのために世界で500台のみ生産された限定モデルで、1992年のレースでは24戦中16勝という圧倒的な戦績を誇っている。

見た目も実力も迫力満点、こんなクルマで威風堂々としたジェントルマンな運転姿を子供に見せられたら、“ホンモノのカッコ良さ”ってやつを、子供にも教えられるんじゃないかな。

 

萩原文博=撮影 ぴえいる=取材・文

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