https://oceans.tokyo.jp/car/2018-0920-7/

この3台をファミリーカーに選べるセンス、持ってますか?

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ひと目で惚れる世界の旧車 Vol.3
ここ数年、メーカーが続々と取り入れ始めている中古車の認定制度に、レストア部門の新設。それによって安心して古いクルマを楽しめるようになるのは、我々の大きなメリットだ。
そこで、往年の名車が集まるイベント「AUTOMOBILE COUNCIL2018(オートモビル カウンシル2018)」に行って気分がアガる中古車たちを探してきた。アナタのハートを撃ち抜くクルマはどれだ!?

Vol.1 「’60年代生まれのイタリア車が持つ愛嬌にひと目惚れ」はコチラ
Vol.2 「角が取れて丸くなったヤツには魅力を感じないからね」はコチラ

子供が増えたから、親や友達家族とも出かけるから、「大人数で乗れるクルマがほしい」という気持ちが湧く一方で、「格好良いクルマに乗りたい」という気持ちを犠牲にしてはいないか?

ここで取り上げた3台は燃費も悪いし、街中のスーパーへの買い物には確かに向かない。けれど7人以上が乗れて最高に格好良いクルマ。

ほかの家族とは違う格好いい旧車をファミリーカーに使うことは、感受性が驚くほど高い幼少期の我が子にも、多大な影響を与えるかもしれない。それに自分の好きなものを妥協せずに楽しむ運転席の父の背中が、子供をのびのびとした自由な大人に育てるのだ!……なんてね。


大統領も愛した、8人乗りの魔法の絨毯
「シトロエン DS19 ファミリアール」

1968年式「シトロエン DS19 ファミリアール」 658万円/アウトニーズ

1955年に登場したこのDS19から、有名なシトロエンのDSシリーズは始まった。斬新なデザインにいくつもの革新的技術を搭載し、当時は「宇宙船」だとか「10年先のクルマ」だと評されたDSシリーズのオンリーワンなスタイルは、今でも存在感を放ち、高い人気を誇る。

バリエーションも豊富で、セダンやカブリオレのほかに、8人乗ることのできるワゴン(当時はミニバンという概念がなかった)も作られた。

オイルとガスで車体を支える、独自のハイドロニューマチックサスペンションによって、バカンスに出かけるフランス人ファミリーに「魔法の絨毯」と評されるほどの極上な乗り心地を提供していた。その心地良さは、かのド・ゴール仏大統領にも愛され、大統領専用車として使われたというお墨付きだ。

3列シートの車内にラゲージスペースは多少あるが、バカンスに出かけるなら、ルーフに荷物を載せるのがフランス流かも。


シートは前から3人、3人、2人用。真ん中の3人乗りは3座が独立していて、バスの補助シートのように使用しないときはクルッと折り畳んで前席の後ろにキレイに収まるから、人数が少ないときは後部座席は広々使えるのも、狭いとぐずりがちな子供を乗せるときにはありがたい。


子供の英才教育に!? 英国王室御用達の7人乗りリムジン
「デイムラー DS420 リムジン」

デイムラーは1900年にイギリス王室御用達となった伝統のある自動車メーカー。日本初の御料車もデイムラー車であった。1960年にジャガーの傘下に入り、2009年に生産終了したデイムラースーパー8を最後に消滅したメーカーだ。

1985年式「デイムラー DS420 リムジン」 335万円/ガレージイガラシ

写真のクルマはデイムラーがジャガーのマークXをベースに、イギリス王室や貴族向けに作ったリムジン。実際エリザベス2世の御料車にも採用され、イギリス以外ではモナコ公国や、日本の日銀総裁専用車としても使用された実績をもつ。

馬車の時代に則り、シート表皮は運転席が革・後席が布であることが多い同車だが、このクルマはすべて革張り。

ファミリーユースとは夢にも思わない重厚なデザインはもちろん、こうした伝統や古いモノを大切にする心を我が子に教える楽しみもある。

そして、一流の職人のほぼ手作業で作られ、数々のVIPが乗ったこのクルマそのものから、子供ながらに背筋が伸びるような何かを感じてくれるとすれば、こんなファミリーカーも、ありなんじゃないか。


68年も生産され続けたビッグダディな実用車
「ランドローバー ディフェンダー 110」

1948年に、農地から自宅のある街まで移動できるクルマという使用を想定して作られたのがこのランドローバー・シリーズI。ランドローバーという名が車名からブランド名に格上げされたのを機に、1990年車名が「ディフェンダー」と改名された。

2014年式「ランドローバー ディフェンダー 110」 790万円/ブリティッシュレーベル

軍用車両や警察、消防車両などに多数採用され、一般的な乗用車とは異なり、あくまでヘビーデューティな実用4WD車として進化を続けた。

その間見た目はシリーズIをほぼそのまま踏襲し続けながら、中身にはたびたび最新技術が採用されて、68年目となった2015年ついに生産が終了した。

ラゲージに折り畳み式の3列目シートが用意されたモデルなら、7人まで乗車可能。

その見た目や走破性はまさに強くて格好良いオトーチャンのような存在。ディフェンダーを操り、ぬかるみの悪路や河を走り抜ける父の背中は、家族にどんなにワクワクドキドキした思い出を作ることができるだろうか。


子供の頃に乗っていたファミリーカーの思い出って、案外ずっと心のどこかに残っているもの。小さいときからこんな格好良いクルマを体験したら、子供もとんでもないクルマ好きになっちゃうかもというのは、オトーチャンにはうれしい心配かな。


萩原文博=撮影 ぴえいる=取材・文

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