OCEANS

SHARE

2018.08.10

大人を本気にさせるレジャーを求めて。〜ブッシュクラフト〜

 
バーベキューにキャンプ、グランピングとさまざまなアクティビティがあるなかで、外遊び好きの大人たちから注目を集めているのが「ブッシュクラフト」だ。ナイフと最低限の装備だけを携え、自然を遊ぶこのアクティビティは、都市生活では味わうことのできない、特別な時間を過ごすことができるという。

今回、そんなワクワクする世界へ我々を導いてくれるのは、ブッシュクラフトのプロフェッショナルたち。本来、ブッシュクラフトは1人で行うことが多いレジャーだが、特別に4人のスペシャルチームを結成。彼らと一緒に、大人が本気で遊ぶことの楽しさを体験してみよう。
こちらが今回のチームリーダー、川口拓さん

チームリーダーはブッシュクラフトスクール「WILD AND NATIVE」(ワイルドアンドネイティブ)代表の川口拓さん。そして同行するのは、「取材慣れはしてないけど腕は超一流」と笑いながら川口さんが紹介してくれたブッシュクラフトのプロである3人の仲間たちだ。

フォルクスワーゲンのゴルフ オールトラックへ積み込みを開始。大袈裟な荷物は必要のないブッシュクラフトとはいえ、大人4人分のギアとなるとそこそこの積載量が必要だ。しかし、メンバーが「あと2人分くらい入りそう」と言うほどに、ラゲージルームはまだまだ余裕。窮屈な思いをすることのない、快適なドライブからレジャーの旅が始まった。

車内が盛り上がるなか、4人を乗せたゴルフ オールトラックは、今回の目的地「JBSブッシュクラフトフィールド」へと近づいていく。


フィールドに着いたところで、まずは拠点を決めるために森の中へと入り込む4人のブッシュクラフターたち。だが、そもそも“ブッシュクラフト”とは、どのようなものなのだろうか。
「定義は諸説あるのですが、簡単に言うとサバイバル術を取り入れたキャンプです。マッチを使わずに火を起こしたり、最低限のギアを使ってシェルターを作って寝床にしたり。本来軍隊などで取り入れられるサバイバルの技術って、おもしろい要素がすごくたくさんある。サバイバル術の楽しい要素を抽出して、趣味として楽しむ。それが俺たちが考えるスタイルです」。
そう語る川口さんの表情はじつに生き生きとしている。「もちろんさまざまな危険もあります。確かな知識と技術がなければ、ときには命にかかわることも。そうしたリスクを避ける術を学び、駆使する。限られた道具なので作業効率は悪く時間もかかるのですが、自分たちだけの空間を作り上げていくのがまた楽しいんですよ。苦労を楽しむってやつです」とも。まさに大人が自然を遊びつくすレジャーなのだ。
2/4

次の記事を読み込んでいます。