見つけた! 僕らの乗りたいキャンピングカー Vol.4キャンピングカーのある暮らしは、アクティブ派の憧れのひとつ。それを憧れのままにしないためにどうするか。いくつかの選択肢を「ジャパン キャンピングカーショー 2018」で見つけてきた。キャンピングカーは今、“自分のスタイル”に合わせて選ぶ時代なのだ!
>前回の「見つけた! 僕らの乗りたいキャンピングカー」を見る プリウス、ハイラックス、デリカ……。普段、街中やレジャーでよく見かけるクルマたちが、キャンピングカーショーの会場を歩いていると、見慣れぬキャンピングカー仕様になって、目の前にぞくぞく現れた。
トヨタの「プリウス」
まずはハイブリッドカーとして不動の人気を誇るトヨタの「プリウス」(旧型)にキャンプ用キャビンが合体したこちら。
プリウスなんだけど大人4人が寝られるベッドルームやトイレ、電子レンジ、冷蔵庫を備えられる。旧型プリウスかプリウスPHVであれば、こちらのキャンピングカー仕様にしてくれる。
トヨタの「ハイラックス」
「ハイラックス」に専用のキャビン部を後付けしたこちらは、キャビン部分が自分で「取り外し可能」なのがポイント。今日は家族でお買い物、明日はキャビンを備えてキャンプへゴー! なんてことができる。
ベースはトヨタの「ハイラックス」。そこにハイラックス専用の「トラックキャンパーシェル」を取り付けており、外すときは4つの角に収納されている“足”でキャビン部分ジャッキアップするように自立させ、そのままクルマを前進させれば、キャビンからクルマがすっぽり“抜ける”仕組み。抜いたキャビンはそのままガレージに置いておくだけ。
キャビンを降ろしてもサーフィンや自転車を荷台に積んでアクティブなスポーツを楽しめるし、もちろん悪路だってへっちゃらだ。
三菱の「デリカD:5」
岩場でも雪道でもグングン進める圧倒的な悪路走破性で、ツウなアウトドア好きに人気の三菱「デリカ D:5」のポップアップルーフ仕様に変形したこちらも見逃せない。
愛知の三菱自動車の販社が製造販売する「デリカD:5 ディーポップ」は、ポップアップルーフに大人ふたり、フラットにできる車内に大人ならふたり、小さな子供なら3人は就寝可能。ポップアップルーフは3方向が見渡せ、虫除け用にカーテンを巡らせられる。
元々悪路に強いと言われる「デリカD:5」。それを変形させたこいつでひとたびキャンプへ出かければ、ほかのキャンパーが尻込みするような大自然を突き進み、ポップアップルーフから子供に最高の星空を見せてやる。なんてこともできてしまう。
スズキの「キャリィ」
スズキの「キャリィ」は日本が世界に誇る「軽トラ」のロングセラーモデル。石焼き芋屋さんからパン屋さんまで、配送車と言えばこれが使われているイメージがある人も多いのではないか。
一見ただの軽トラックにキャビンを載せただけ。しかしスイッチを押せばなんとキャビンの幅が広がり、ウインチを回せば三角屋根も生まれて広々キャビンのキャンピングカーに早変わりする。
こんな変身ぶりをキャンプ場で見せたら、注目の的になるのは間違いなし。軽トラならではの元々のコンパクトさを活かして、混み合う道の駅での車中泊でも、大型車NGのガレージキャンプでも、アイデア次第でいろんな使い方ができそうだ。
取材協力=ジャパン キャンピングカー ショー 2018
取材・文=ぴえいる