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キーモルトは、シェリー樽熟成の「ロングモーン」



「シャルルと初めて会ったのはモナコでした」

シーバスリーガル16年の開発のきっかけを訊くと、サンディ氏はそんな風に語り始めた。


「私はスコットランドから、トランク一杯にありとあらゆるタイプのウイスキーサンプルを詰め込んでモナコへと向かいました。初めて会ったにもかかわらず、シャルルとは馬が合ったのです。自分なりの美意識や確かな好みを持ち、細部へのこだわりが強く、なによりウイスキーに対して本当に熱い情熱をもっている。会ってすぐに理解しました。シャルルは完璧なパートナーなんだと……」

ここでシャルル氏が気に入ったのは、シェリー樽熟成の「ロングモーン」。当初はこのロングモーンを軸に、18年熟成の原酒をブレンドしていくことを計画していたという。

「スコットランドに帰国してしばらくしてから、シャルルからメールが届いたんです。『私は大きな過ちを犯していた』と……」



シャルル氏が改めて提案したのは、18年熟成ではなく、16年熟成でつくりたいということ。聞けば、シャルル氏のカーナンバーは16、誕生日は16日、そしてラッキーナンバーも16。その後シャルル氏はスコットランドのブレンディングルームを訪れ、週末を丸々使って最終的な味わいのチューニングを行った。

かくして、キーモルトに「ロングモーン」を据え、16種類の稀少な原酒をブレンドした、シーバスリーガル史上初の「16年」が誕生した。

「シーバスリーガル 16年は単なる名前だけのコラボではありません。シャルル・ルクレール本人が深く関与し、そこに私がこれまで培ってきた知見や五感が響き合い、ふたりの情熱が完璧にリンクした一本なのです」

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