「好きになったらとことん」なファッションの入り口はBボーイ

現在のオフはもっぱらランニングウェアというテセさんだが、かつては「毎日がファッションショーでした」と振り返るほどファッションにハマっていた。
「高校生まではジャージばかりで、服のことは全然わかりませんでした。でも高3でジブラのラップを聞いてヒップホップに出会って、大学時代はもうどっぷりBボーイ(笑)。
ブラックミュージックやカルチャーにどハマりしていて、20歳前後はとにかくオーバーサイズ。コテコテのB系ファッションを着ていましたね」。
20歳前後のテセさん。「今見るとちょっと恥ずかしいですけど(笑)、Bボーイカルチャーにめちゃくちゃ影響を受けました」と懐かしむ。
「でも、段々とBボーイのトレンドも変わっていくんですよ。カニエ・ウェストがスタイリッシュな服装で魅せたり、ニーヨがアルバムのビジュアルでバシッとジャケットを着こなしたり、僕もブラックカルチャーへの憧れはずっとベースにありつつ、時代ごとのトレンドに刺激を受けてきました」。
20年前の兄・姉との1枚。向かって左がテセさんだ。
「それが変わってきたのは、20代後半の韓国でプレーしていた時代ですかね。ファッション好きな友人の影響で、少しキレイめスタイルや色遊びに目覚めました」。
Bボーイファッションから、襟付きシャツや革靴のスタイルに変わりだした頃のテセさん。
「白黒だけじゃなく挿し色を入れたり、スニーカーだけじゃなくてカジュアルな革靴を集めたり、ベルトにこだわったり、大人っぽいニットを好きになったり、でも王道じゃなくて、ちょっと周りとは違う組み合わせを選ぶようにしてましたね」。

その後30歳で結婚をすると、ファッションでもまた大きな転機が訪れたという。
「独身時代は女性に好かれるためにお洒落をしていましたけど、結婚して子供ができたら、もう女性を口説く必要がないじゃないですか(笑)。
なので結婚前ほどファッションにこだわらなくなったのですが、シックなスーツスタイルは好きだったので、そこからはオーダーメイドのスーツを買い揃えるようになりました」。

「スーツも革靴も、数えきれないぐらい揃えてきましたが(笑)、スーツはフォーマルな場所でも必要になるし、奥さんといいお店に行くときも使えますよね。
ファッションは好きでしたけど、自分はファッションセンスがすごく良いわけじゃないと思っているからこそ、スーツやセットアップなら事故らないし、外さないんです」。
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