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すべての写真を見る長年「エルメス」のメンズラインを支え、エレガンスの概念を更新し続けたヴェロニク・ニシャニアン。旅路の締めくくりとなる今季は、過去のアーカイブを現代に昇華させた特別なコレクションだ。
夕暮れを思わせる繊細なカラーに、遊び心溢れるデザインの数々。偉大なる先駆者が残した“ラストメッッセージ”に迫る。
Final Voyage
ブルゾン380万6000円、パンツ22万円、ベルト25万3000円、ネックレス16万1700円、キャミソール参考商品/すべてエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
1988年の着任以来、エルメスのメンズ部門を牽引したヴェロニク・ニシャニアン。今季ラストとなったその冒険の集大成には、偉大な復刻作がいくつか見受けられる。
ブラック&ゴールドのリバーシブルレザーブルゾンは、2000年秋冬に発表されたブルゾン「クイック」のセルフオマージュ。驚くほど滑らかで上質なラムレザーの希少性の高い大きなパーツを使用。時が経つにつれ、その味わいはさらに奥深く。
ブルゾン78万1000円、シャツ22万9900円、ニット40万400円、パンツ19万5800円、ベルト25万3000円/すべてエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
レザーを筆頭に天然マテリアルを自在に操る一方、高機能素材の採用にも果敢なヴェロニク。不易流行を体現するボリューミーなボンバージャケットはテクニカルな機能性と自然な風合いが融合されたファブリックを使用する。
その異なる素材の共存に加え、優しい色みも特筆。オレンジがかったピンクの「サンセット」。日が沈む前の郷愁を、先駆者の退任に重ねて。
コンビネゾン参考商品、ブーツ27万9400円/ともにエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
コンビネゾン、つまりは一着でスタイルが完成する“つなぎ”だ。ただし、採用するグランドカーフレザーには“つなぎ”の跡となる剥ぎ目は見当たらず。大きなパネルを贅沢に服へ落とし込むことで、きめ細かな天然グレインとドレープの美しさを際立たせた。
優雅なルックスとともに、極上の着用感もワークスタイルを別次元に誘う。ヴェロニクが就任して間もない1991年の秋冬が初出のアーカイブが復刻され、コレクションに登場。
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