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おせんべいのルーツは草加の「お仙さん」!?


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おせんべいのルーツを紐解くと、その歴史は古代にまで遡る。もともとは中国から伝来したとされ、飛鳥時代や唐の時代にはすでに原型となる穀物の焼き菓子が存在していたと言われている。だけど、当時のそれは小麦粉に油を混ぜて焼いたもので、現在日本人が親しんでいる米と醤油のおせんべいとは別物だった。

現代に通じる「草加せんべい」に代表される、米のおせんべいが誕生したのは、江戸時代のことだ。有名な起源譚として語り継がれているのが、日光街道の宿場町・草加にいた「お仙(おせん)さん」という女性の伝説である。


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茶屋を営んでいたお仙さんは、売れ残ってしまう団子の扱いに頭を悩ませていた。ある日、旅の侍から「団子を平らに潰して天日で乾かし、焼き団子にしてみてはどうか」と助言を受ける。試してみたところ、保存が利き、持ち運びやすく、香ばしくて旨い保存食兼おやつが完成した。これが宿場町の名物となり、彼女の名をとって「おせんべい」と呼ばれるようになったという俗説だ。

真偽は諸説あるにせよ、江戸時代に利根川の水運によって野田や銚子の醤油造りが急速に発展したことと、おせんべいの普及は密接に結びついている。米を無駄にせず、乾かし、炙り、旨味の塊である醤油を塗る。そこには、江戸の庶民たちが培った合理性と「始末の精神」、そして美味への飽くなき探求心が詰まっている。
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