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2026.09.19

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伊メディア「“中毒”を引き起こすクラッカーだ」日本の“せんべい”が世界で大人気!? マッシが語るその魅力


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「イタリア人マッシのブオーノ・ニッポン!」とは……

ちょっとした間食に、お茶のお供に、老若男女に親しまれる日本の米菓「おせんべい」。最近では“ライスクラッカー”として海外でも認識されているようだ。

日本食をくまなく味わうマッシさんが、そんなおせんべいの魅力とカルチャーを海外目線で掘り下げる。
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【写真8点】「「イタリアでも熱い視線を浴びてる」日本のおせんべいが・・・」の詳細を写真でチェック
案内人はこの方!
マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 2026年8月には新刊エッセイ『イタリア紳士、うまいと叫ぶ』(亜紀書房)を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

マッシミリアーノ・スガイ●1983年生まれ、日本食が大好きなイタリア人フードライター。 2026年8月には新刊エッセイ『イタリア紳士、うまいと叫ぶ』(亜紀書房)を出版。日伊文化の違いと面白さ、日本食の魅力、食の美味しいアレンジなどをイタリア人の目線で発信中。

海外で熱視線を浴びている「おせんべい」

誰の家にも、どこかの缶や袋に入って置いてあった記憶があるはずだ。家で緑茶と一緒に出てきた、あの手のひら大の丸い物体。バリッと豪快な音を立てて砕け、口いっぱいに広がる香ばしい醤油と米の香り。日本人にとって「おせんべい」はあまりに身近で、日常の風景に溶け込みすぎているおやつかもしれない。



だけど、この質素ながらも完成された伝統菓子が今、海を越えて外国人たちの胃袋と心を強烈に掴んでいることを知っているだろうか。寿司やラーメン、和牛といったスター軍団の陰に隠れがちだったおせんべいが、海外で熱い視線を浴びているのだ。

僕の故郷であり美食の国でもあるイタリアでは、おせんべいはしばしば「Cracker di riso(お米のクラッカー)」、または「Cracker giapponesi(日本のクラッカー)」と説明される。えびせんべいなら「Cracker di gamberi(えびのクラッカー)」だ。



もっとも、イタリアのクラッカーやグリッシーニ、タラッリなどは、小麦粉とオリーブオイルから生まれ、生ハムやチーズを引き立てる名脇役として親しまれている。

対して日本のおせんべいは、米粉(上新粉)を蒸してつき、乾かして直火で焼き上げ、仕上げに醤油をひと塗りする。小麦ではなく米、オイルではなく醤油――この独自の製法が生み出す破壊力について、イタリアの現地メディアはこう評している。

「極めてクリスピーで風味豊か。一度食べ始めたら手が止まらなくなる、まさに“中毒”を引き起こすクラッカーだ」と。



イタリア語には「Uno tira l’altro(ひとつ食べると次が欲しくなる=やめられない止まらない)」という決まり文句があるが、おせんべいの快感はまさにそれだ。ヨーロッパの焼き菓子にはない、あの潔いほどの硬質な歯ごたえ、噛み締めるほどに溢れ出す旨味。小麦文化で育ったイタリア人にとって、おせんべいはスナックではなく、米と醤油の未知なるテクスチャーのエンターテインメントなのだ。



さらに、イタリアを代表する世界的グルメガイド『ガンベロ・ロッソ』も、日本のおせんべいを特集記事で丁寧に取り上げている。同誌はおせんべいを「緑茶のお供であり、日本の駅や空港で旅人が買い求める代表的な手土産」と紹介しつつ、その奥深い製法や歴史、現代カルチャーとの結びつきにまで言及している。
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