新時代のアメリカンラグジュアリーを体現する
日が落ちて周囲が暗くなると、展示されたキャデラックのエスカレードとリリックが照明の光の元に浮かび上がった。両車とも、太陽光の下ではタフで精悍なフォルムが強調されるけれど、夜間にライティングされると、エレガントな一面も備えていることがわかる。

リリックはキャデラック初の電気自動車(BEV)で、同ブランドの電動化戦略の中核を担う重要なモデルだ。
こう書くと堅苦しい印象になるけれど、スタイリッシュなデザインとファン・トゥ・ドライブ、そして瀟洒な設えの組み合わせは、キャデラックの王道ともいえる。
車両は「キャデラック・リリック スポーツ」。全長4995×全幅1985×全高1640㎜、交流同期電動機(モーター)、システム最高出力522PS、システム最大トルク610Nm、定員乗車5名。1100万円〜/GMジャパン 0120-711-276

このクルマの特徴のひとつは、静粛性の高さだ。「電気自動車だから静かなのは当たり前」と思われる方もいるかもしれない。けれども、エンジン音のないBEVはタイヤのノイズやボディの風切り音が目立つケースも多い。
リリックの場合は、ガラスを二重にすることや新世代のアクティブノイズキャンセレーションなどのハイテク装備で、車内の静かさを実現している。
インテリアの質感の高さなど、華やかな側面に目を奪われがちになるけれど、こうした基本となる部分をしっかり押さえることで、新しい時代のアメリカンラグジュアリーを体現しているのだ。
視認性を高めるために、湾曲した形状の33インチLEDディスプレイが直感で操作できるインターフェイスを実現。同時に、1967型のキャデラック・エルドラドから着想を得た造形が、このブランドの伝統を表現する。
レーザーエッチングバックライトによるデコレーション。デザイナーが「KOMOREBI(こもれび)」と命名したとおり、きらめく光が温もりのある空間を演出する。
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