時刻はスマホで分かる。それでもPRO TREKを持つ理由

交換用カラビナアタッチメント付属。樹脂ケース、縦44.4×横39.1mm、ソーラー駆動。3万1350円/PRO TREK
PRO TREK「PRJ-01AE-8JR」は、今回の3本の中で一番「腕時計らしくない」。
ベルトを付属のカラビナアタッチメントへ交換すると、バックパックやウェアに取り付けられるからだ。
街では腕に巻き、キャンプ場に着いたらバッグへ。厚手のシェルを着る日は、袖口へ押し込まず外に付ける。
時計の居場所まで、その日の服やシチュエーションに合わせて変えられる。これは今のアウトドアファッションとも相性がいい。
昨今、シェルジャケットもトレイルシューズも、もはや山だけのものではない。機能から生まれたアイテムを街で着ることが当たり前になったように、PRO TREKも「登山用時計」と決めつける必要はない。
むしろ興味深いのは、あえて機能を盛りすぎていないことだ。
39.1mm幅のケースに、3針と日付表示。白い文字板は全面蓄光仕様で、外装はグレー。いかにも“アウトドアギア”というデザインではないから、腕へ戻しても普段着に収まりやすい。
腕に巻く、バッグに付ける。腕時計という昔から変わらない道具に、新しい持ち方を与えたことが、この時計の面白さだろう。
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40代になってもう一度カシオを見る面白さは、昔より高性能になったことだけではない。時計をもう一度、気軽に遊べるものへ戻してくれるということである。