
ジーンズの歴史には、ほんのわずかな期間しか存在しなかった“過渡期”のモデルがある。
リーバイス ヴィンテージ クロージング(LVC)が今回復刻する「1942 501 Jeans」は、まさにそんな一本だ。1942年、アメリカが戦時体制へと移行するなかで生まれた、旧時代と新時代のディテールが同居する501を忠実に再現した。
戦時下に生まれた、わずかな“つなぎ目”
「LVC 1942 501 Jeans」6万6000円/リーバイス ヴィンテージ クロージング(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)
1942年当時、501は大きな変化の只中にあった。
それまで主流だった比較的軽いデニムから、より厚手の生地へと移行し始めた一方、1930年代後半から続くクラシックなディテールはまだ健在。つまり、これからの時代を象徴する生地と、それ以前のクラフトマンシップが、ひとつのジーンズの中で交差していた。
今回の「LVC 1942 501 Jeans」は、そんな短い過渡期の姿を一針一針まで忠実に復刻したものだ。

最大の特徴のひとつが、バックル付きのバックシンチ。さらに、左右で異なる方向に縫製された独特の仕様や、ヨークシームがレッグパネルの下ではなく上に重なるディテールも再現している。
そこに隠しリベット、シングルニードルのアーキュエイトステッチ、片面に大文字の「E」が入る通称“Big E”の赤タブ、ツーホース レザーパッチなど、当時の501を象徴するディテールが並ぶ。
そして生地には、当時登場したばかりの13オンスのシュリンク・トゥ・フィット(防縮加工を施していない)セルビッジデニムを採用。未洗いのリジッドデニムで仕上げられているため、穿き込むほどに自分だけの表情へと変化していくのも魅力だ。
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