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デニムはいわば、究極のプライベートスタイル


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鶴太郎さんのデニムスタイルに欠かせない、もうひとつの要素。それが、ネックレスやリングなどのアクセサリー類である。



「これも次男の影響です」と前置きしながら、「ラフなスタイルに加えることで、いい感じに全体が引き締まる。若い頃はアクセサリーをあまり身に付けなかったから、今は新鮮に楽しめているんです」と語る。
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この日は、ヴィンテージのプラダのネックレスやタイガーアイのリングなどを着用。一方で、カタめのスーツスタイルのハズし役としてもアクセサリーを使うことがあるそうだ。

「つまるところ、素材と色を上手く組み合わせてどこで余計な力を抜くかがファッションの醍醐味。ひとつの絵画を描くような、クリエイティブな作業だと思っています。だからアートともつながるし、ライフワークとして飽きずに楽しめているんでしょうね」。



古くは大人気コメディアンとして活躍し、ボクサー、書家、画家、ヨーギーなど多彩な顔を持つ。さまざまな場所で活動するにあたり、当然ながらいつも大好きなデニム姿ではいられない。

「そう、そこもファッションの大切なポイントで。自分だけが楽しむものじゃなくて、周囲との関係性があって成り立つもの。行く場所やお招きいただいた相手のことを考えて、そのうえでどう自分を表現するか。先様に失礼のないように振る舞い、お互いが喜び合える。それがファッションの理想形だと考えています」。



そんな鶴太郎さんにとってデニムは、いわば究極のプライベートスタイル。とことん自分本位で気持ち良くいられる、素の時間のユニフォームなのだろう。



「地方では美術館、街場のロケでは古着屋さん」。最近の空き時間の過ごし方について、そう即答した鶴太郎さん。これからも、デニムに負けない風格と親しみやすさを引っ提げ、デニム以上にアジのある表現を見せてくれるはずだ。

佐々木隆宣=写真 増山直樹=取材・文

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