極細パスタ「カペッリーニ」はイタリア版そうめん!?

ちなみに、麺の太さによって「そうめん(長径1.3mm未満)」「ひやむぎ(1.3mm以上1.7mm未満)」「うどん(1.7mm以上)」と明確に分類されているのも興味深いと感じる。パスタも太さや形状で名称が細かく変わるけれど、日本の繊細な規格分けにも職人精神を感じずにはいられない。
イタリア料理にも、実はそうめんにそっくりなパスタが存在する。それが「カペッリーニ(Capellini)」だ。イタリア語で「天使の髪の毛(Capelli d'angelo)」を意味するこの極細パスタは、茹で時間が短く、夏場に冷製パスタとしてトマトやバジルと和えて食べられることが多い。

「カペッリーニはイタリア版のそうめんである」と言っても過言ではないだろう。どちらも細さゆえの軽やかな食感と、喉越しの良さを追求した素晴らしい麺だ。
しかし、日本にはイタリア人が腰を抜かすような独自のそうめん文化がある。それが「流しそうめん」だ。
写真=知人提供
竹を割って作った樋(とい)に清流を流し、上流から流れてくるそうめんを箸ですくってタレにつけて食べる。近年では家庭用の卓上回転マシンも普及しているけれど、自然の竹を使って涼を感じながら皆で囲む体験は、単なる食事を超えた最高のアトラクションであり、風流なエンターテインメントだ。
写真=知人提供
「食べる」という行為に「流れるものを捕まえる」という楽しさをフュージョンさせる発想は、外国人の目にはクリエイティブに映る。
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