特集「オフタイムに突撃!業界人“リアル私服”パパラッチ」とは……優しく繊細なサークルの副部長を演じたかと思えば、カリスマ占い師の弟役として独特な存在感を発揮する。その年齢にそぐわぬ振り幅の広い演技力と表現力で、高い評価を得ている俳優の細川岳さん。
そんな彼の素の姿を撮影するべく、世田谷のとあるカフェで待ち合わせした。
気負いのない自然体なスタイルだが、着こなしにはどこか“90年代ストリート”の匂いが漂う。その等身大のファッション観に迫った。
【写真14点】「俳優・細川岳さんをパパラッチ」の詳細写真をチェック 話を聞いたのは……
細川岳●1992年8月26日生まれ。大阪府出身。上京後、映画館バイトで出会った友人たちの自主制作映画へ出演を重ねながら、2014年に映画『ガンバレとかうるせぇ』でデビュー。出演と脚本を担当した『佐々木、イン、マイマイン』では、ヨコハマ映画祭審査員特別賞などを受賞する。最近ではNetflixオリジナルドラマ『地獄に落ちるわよ』で主人公の弟役を演じ話題に。来年には『ランニングハイ』が公開予定。
90年代のスタイルに想いを馳せた20代

「まさかファッションの撮影で声をかけられるなんて。最初はなんで?って思いました(笑)」。
謙虚な言葉に彼の人柄が滲み出る。「服にそこまでこだわったり、没頭してきたわけではないんです」と笑うが、ハーフジップのポロシャツにジーンズという出で立ちは実に今っぽく、シンプルな装いながらも独特なオーラを放っている。
彼のファッションの原体験は、地元・大阪での古着店巡りにあるという。

「アメ村(アメリカ村)にはよく行っていました。でも中学生からすると、おしゃれな店員さんってちょっと怖く見えるじゃないですか。試着するのにもめっちゃ勇気がいりましたね(笑)。
それでも古着は好きで、今でもたまに買います。 祖母の家の近くに、ポツンと1店舗だけ良い古着屋があって。純粋に家から近かったので、時間が空いたときはよく行ってましたね」。
服に対して特別な意識はしてこなかったと語るが、今のスタイルに行き着くまでに、ある人物からの影響があったと振り返る。

「20代半ばまでは、けっこう派手な古着を着ていました。ただ、強いこだわりがあったわけでも、組み合わせをわかっていたわけでもなくて。『これいいな』という感覚だけで買っていたんです。
でも以前、あるスタイリストさんが『映画の衣装を一緒に探しに行きたい』と言ってくれて」。

「僕の出演作『佐々木、イン、マイマイン』のスタイリングを手がけてくれた方なんですが、一緒に90年代の古着を探しに回ったんです。プロのスタイリストさんって、当時の空気感まで肌で知っているじゃないですか。その時の経験には、少なからず影響を受けていると思います」。
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