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名店① 札幌味噌の次代を担う実力店「札幌麺屋 美椿」


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まず、初めにご紹介するのは「札幌麺屋 美椿」。オープンは、2019年5月。

「麺屋彩未」にて、8年以上にわたり研鑽を重ねた阿部店主が、満を持して独立を許され開業。ご存知、「麺屋彩未」は、「すみれ」門下の中で初めて暖簾分けを許された名店。この「美椿」も、名店のDNAを継承するサラブレッドとして、開業からほどなくして頭角を現し、札幌における味噌の実力店として君臨。

現在、札幌の地においては、「すみれ」を修業元とする店舗のみならず、「彩未」を修業元とする店舗(「すみれ」からすれば孫弟子に相当)も増え、両者の系譜は、街の各所へと広がりを見せている。
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「美椿」が店舗を構える発寒エリアにおいても、同店開業時、「すみれ」から暖簾分けを許された店舗のひとつである「八乃木」が、2016年から既に人気店として名声を轟かせており、2026年現在、「すみれ」と「彩未」、二つの系譜が切磋琢磨し合う構図が生まれている。

さて、「美椿」のロケーションは、発寒中央駅(JR函館本線)から徒歩約5分。市街中心部からやや距離があることもあり、客層は地元客が中心。そのためか、店内には観光地然とした慌ただしさがなく、食べ手がじっくりと丼に向き合える空気が流れている。



提供する麺メニューは、「味噌」「塩」「醤油」「辛味噌」の4種類。いずれの品もハイレベルとの評が高く、特に「辛味噌」は一定数の固定ファンが存在するほどの人気を誇るが、初めて訪問されるのであれば、やはりメニューリストの筆頭を飾る「味噌」を薦めたい。

オーダーから商品が提供されるまでに要する時間は5分弱。



鮮やかな手際によって紡ぎ出された味噌のスープは、幾種類もの素材の味わいが生き生きと交叉し、やがて、豊潤可憐なうま味が顕現。このうま味が口内から脳内へとじわり浸潤し、快楽中枢を間断なく震わせるのだ。

特に光るのは、力強さを備えながらも塩味に過度に寄り掛からず、各々の素材の魅力を丁寧に引き出そうとする真摯な姿勢。味蕾を起点に波紋の如く広がる味噌本来の芳醇な味わいに、思わず頬が落ちそうになった。

このスープに合わせるのは、札幌味噌の定番である森住製麺の縮れ麺。スープの粋をほど良く孕み、すすれば瞬時に、スープと共に胃袋へと吸い込まれる。

開業から7年余り。歴史の長さだけを捉えれば、まだ発展途上の存在だと言えるかもしれない。しかし、その1杯から漂う貫録は、既に札幌味噌の次代を担う実力店のそれだ。是非足を運び、自らの舌で味わいを確かめてもらいたい。
札幌麺屋 美椿
住所:札幌市西区発寒10条4-6-25
営業:11:00〜15:00/17:00〜20:10(L.O19:40)土曜は10:45〜、日曜は10:45〜15:30(L.O15:00)
定休:月曜、不定休
Instagram:@menya_mitsuba
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