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スマホ時代でも、「いい音」で届けたい

黒田さんは、ミュージシャンであると同時にオーディオマニアでもある。だからこそ、自分たちの音源がどう聴かれるかまで大切にしている。
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「単純に、僕らが思い描いている“音源の最後の出口”としては、やっぱりいい音で聴いてほしいし、自分自身もいい音で聴きたいんです。自分たちが過去に録ったCDを、家のオーディオで聴いて、『やっぱりよく録れているな』『いい歌だな』『いい演奏だな』と思いたい。だからこそ、今でも時間をかけて音を作っています」。



本日7月22日(水)にリリースされた36th Double A Side Single『霞日和/Starry Smile Story』でも、その姿勢は変わらない。今回のシングルでは、ロンドンのマスタリングエンジニア、マット・コルトン氏に仕上げを依頼したという。
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「今は、スマホで聴かれることを前提に音を作る必要があります。だけど単純に音を大きくしたり、派手にしたりすればいいわけではないと思うんです。スマホで聴いても届くし、ちゃんとしたオーディオで聴いたときにも『いい音だな』と思える。その両方をどう成立させるかは、多くのミュージシャンが悩んでいるところだと思います」。

今回、マット・コルトン氏の仕事に触れて、黒田さんは強い手応えを感じた。



「仕上がった音を聴いたときに、『こういうやり方があるんや』と思いました。歌の近さもあるし、演奏の奥行きもある。スマホで聴いてもちゃんと伝わるのに、音が薄くなっていない。そこが凄く良かったんです」。

実際に会ったことも、話したこともない。それでも、音だけで通じるものがあった。

「音を聴いただけで、『なんでここをこうしたんやろう』と話したくなる部分があったんです。もし会ったら、2時間くらい盛り上がれると思います(笑)。それくらい、音だけで会話できた感じがありました」。
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