25年経って戻ってきた、ライブという原点

「本当に、紆余曲折いろいろありました。僕らはもともとストリートから出てきたので、最初から用意されたステージがあったわけでもないですし、レコーディングの経験があったわけでもありませんでした」。
コブクロの始まりは、駅前や人が集まる場所でのストリートライブだった。アコースティックギター1本を持ち、自分たちで作った曲を歌う。特別な音響設備があったわけではない。
だからこそ、25年を経た今、黒田さんは改めて「ライブ」の力を強く感じている。

「SNSも含めて、いろいろなメディアで誰もが発信できる時代になりました。だからこそ、ライブの力、生で聴いてもらうことの破壊力を改めて感じています。もともと自分たちは、そこに特化してきたグループでもありますし、やっぱりライブが大事なんだと再確認していますね」。
一方で、音楽の届き方は大きく変わった。CDが中心だった時代から、配信やSNSの時代へ。今はスマホで音楽を聴くことが当たり前になっている。
それでも黒田さんの中にある、「いい音で届けたい」という感覚は変わらない。

「僕らが出てきた頃は、CDがまだものすごく売れていた時代でした。だから当時は、CDという音源の中で、どこまでライブのような熱量を出せるか。最初の15秒を聴いただけで感動してもらえるか。そういうことを徹底的に考えていました」。
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