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さりげない余裕を醸し出す、トップスと足元のバランス


着こなしにおいても、「気取らない品」と「絶妙なサイズ感」で大人の余裕を演出するのが工藤さん流だ。今回は和紙を織り交ぜたレーヨンニットに、白のVネックTシャツをレイヤードしている。
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ニット=梅田ニット

ニット=プラム Tシャツ=ロサンゼルスアパレル シューズ=ジェイエムウエストン


「品のいいニットでカジュアルアップを目指すのが普通かもしれませんが、このニットはザラっとした質感なので、一見綺麗でも気取った感じはしません。

インナーの白Tは、重たいムードを抜きすぎない程度に軽くしてくれます。サイズは基本ならMがちょうどいいんでしょうけど、Lを選んでユルさを演出しました。そのゆとりが人の余裕を醸し出せるなと。

ただ、生地感までユルいとだらしなく映るので、おろし立てのようなパリッとした一枚を選びます。黒いショーツは絶対にかっこよく締まるので、ひざ頭が隠れるくらいまで肌の露出面積を抑えれば、その強みはより生きます。トップスもそのヌケとシメのバランスを考えました」。
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足元にはジェイエムウエストンの「ヨット」を選択。ここでも、キザになりすぎない絶妙な引き算が行われている。

「ローファーだとやや格好よすぎるかなと(笑)。ほんのり野暮さを残した方がワークショーツともリンクしますし、黒のシャープさが幾分かやわらぎます。さらにクラシカルなブラウンを選び、ソックスもそれに倣いました」。



30代の直球なドレス感や、10代のラフなストリート感とも違う。今の工藤さんが行き着いたのは、ワークウェアの武骨さを綺麗にまとめるバランス感覚だ。

「さりげない余裕と出過ぎない品、そこに黒ショーツ攻略のヒントはある気がします」。

ドレスっぽい張り切った黒ではなく、整頓されたクリーンなワークの黒を選ぶこと。そして全体のシルエットや素材感で少しずつ「抜く」こと。マンネリを感じている大人は、ぜひこの絶妙な匙加減を参考にしてみてほしい。

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