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頑張っている人を見ると心が震える


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自分の弱さを臆さずに認められる浜口さんは、それだけ真摯に闘ってきた人なのだろう。世界の頂点に20年以上も身を置いた自分の経験を活かし、いまは道場生たちを鼓舞する立場にもなっている。

「浜口トレーニングジムは今年で39年になりますが、いま活躍するプロレスラーのなかにはジムの卒業生もたくさんいます。そういうプロに憧れて、全国から若い子たちが上京してくるんです。


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彼らと過ごす時間も本当に大切で、話を聞いたり、技を見てあげたり、一人ひとりの表情をよく見ながら、過去の自分が辿ってきた人生と重ね合わせてアドバイスをする時もあります。そうすると、モヤモヤしていた彼らの顔がパッと晴れやかになることもあるんです」。



撮影中、隅田川に架かる言問橋で印象的な出来事があった。頭上を飛んでいく渡り鳥の一行に向かい、浜口が大声で「頑張ってねー!」とエールを送ったのだ。その突発的な行動について尋ねると、少し照れくさそうにこう話した。



「つい応援したくなっちゃうんですよ、頑張ってる人を見ると。ものすごく共感するんですね。心が震えるというか、なんかじっとしていられない。応援してるよって伝えたくなるんです。

確かにそれは人間に限らなくて、一生懸命に飛ぶ鳥も、健気に咲く花を見ても、声に出さなくても心の中で『頑張れ』って思ってます」。

通りかかった外国人観光客とも笑顔でコミュニケーションをとる浜口さん。

通りかかった外国人観光客とも笑顔でコミュニケーションをとる浜口さん。

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