「鈴木真悟のVintage Clothes Cruise」とは……FIFAワールドカップの熱狂とともに注目度が高まるサッカーユニフォーム。
トレンドとはいえ、フットボールウェアを日常着として洒落て見せるには、それ相応のテクニックが必要になる。そこで参考になるのが、普段からユニフォームを愛用している19SOディレクター・鈴木さんのアプローチだ。大人ならではの着こなしの流儀を紐解く。
【写真18点】「難易度の高い“古着サッカーユニ”を完全攻略」の詳細を写真でチェック上下の丈感がナイロンアウター攻略のカギ
サッカーのユニフォームは色鮮やかで独特なデザインが多いが、ウィンドブレーカーであれば落ち着いたトーンのものも少なくない。そのため、フットボールウェアを日常着に取り入れるエントリーアイテムとしては絶好の選択肢となる。今回、鈴木さんが手に取ったのもマンチェスター・ユナイテッドのナイロンジャケットだ。
アウター=マンチェスター・ユナイテッド(古着) ショーツ=19SO シューズ=ヴァンズ サングラス=アヤメ
ブラックを基調にさりげなく赤いラインが肩口から袖へ入り、胸元にはナイキのスウッシュとチームエンブレムが控えめに配置されている。スポーティーなファッションアイテムと比較しても遜色ない佇まいだが、鈴木さんは選ぶうえでの独自のポイントを語る

「サイズ感は結構気にしています。この手のナイロンアウターは今風のビッグサイズを避け、ジャストめを選んだ方が合わせやすいですね。トップスがすっきりしている分、ボトムスにデカめのものを合わせるとすんなりハマります」。
鈴木さんが普段の着こなしでも意識する「長袖にはショーツ」を踏襲したスタイルだが、この組み合わせにはスポーツフィールドで見かける選手たちの姿が背景にある。

「サッカー選手やバスケットボールの選手もそうですが、ショーツにシャカシャカのウェアを着て練習したり、そのまま入場したりしますよね。あの姿をイメージしていただければ違和感なく受け入れられると思います」。
さらに、今回は裾を絞ってフィット感を強調しつつ、ウエスト付近にふっくらとしたタマりを作り、シルエットに抑揚を生み出している。このさりげないアレンジには、もうひとつの狙いがある。

「ドローコードを絞って少し短丈っぽいバランスにすることで、“リアルな練習着感”をなくしています。ここに短いショーツを合わせるのも良いですが、やや長めのショーツを合わせるのも可愛いですよ。日常的なカジュアルアパレルの面積を広げることで、全体のスタイルがより自然に見えます」。

今回合わせたショーツは、稀少な糸を使用したサーマル生地のもの。ショーツが醸し出す天然素材特有の表情と、ナイロンアウターの素材感とのコントラストを強めることで、平坦になりがちなオール黒のスタイルにメリハリを加えている。
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