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芸人の新たな選択肢がもっと広がればいい


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ーー最近、立ち上げた映像制作会社「KURUMADE」の目的や展望を教えてください。

くるま 僕は先のことをめちゃくちゃ考えて進むタイプではないので、絶対にこうなるって断言はできないんですけど、単独ライブ用の映像を作る話が出てから制作を支援したいっていう人が現れて、今はその力を借りながら一緒に組んで進んでいます。

「KURUMADE」をやることで、映画が芸人にとって1つの選択肢になったらいいなっていうイメージです。芸人はYouTubeなんかやらないって言ってたのに、コロナ禍でみんなやり出すようになった。それと一緒で、お笑い界はすでに盛り上がってますけど、新しい選択肢があったらもっと楽しくなる。そうなったらいいなと思ってます。
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ーー賞レース以外に挑戦できるものがあるといい、ということですか?

くるま 賞レースに向かうのでも別にいいんです。実際、僕もそういう風に生きてきたし。僕自身、まだまだ出たかったけど、優勝して夢から放たれてしまった時に、次のキャリアを考えたというか。アイドルのセカンドキャリアを考えるのに近いかもしれないですね。

芸人ってもっと曖昧でいい職業だと思うんですよ。だけど今は、厳密になりすぎて、ゴールが見える仕事になってしまった。もっと、みんなでワクワクするためには何ができるかなっていうことを考えてます。



ーー日本の漫才で海外進出も視野に入れているのでしょうか。

くるま それをやるための手段として映画が有効なんじゃないかと僕は思っています。海外でお笑いをやるとしたら、スタンドアップっていうのが1番メジャーなやり方だし、ゆりやんさんとか渡辺直美さんとか、村本さんも挑んでますよね。でも、それ以外のアプローチとして僕が映画を作ることで、いろんな要素を全部つなげる存在になれたらなと思います。

アメリカやフランスの映画でも、字幕があれば日本の子どもだって見ることができる。映画って圧倒的なハードだと思うんですよ。日本のお笑いが伝わるか伝わらないかじゃなくて、日本のお笑いの形でセリフ回しがあって、お笑いのルールで作った脚本で映画を撮る。そして、それを海外で流す。そこに意味があるのかなと思ってます。

ーーそれを考えていたのはいつからですか。KURUMADEのトップページでは、「使命」と「運命」という言葉を使われていますね。

くるま 映画を撮る前。というか、自粛前からですね。M-1で優勝した時点でお笑いを前に進めなきゃなっていう使命感が生まれたんです。その時に対世界っていうのが真っ先によぎりました。

自分の持っている能力に対してやらなければならないことが「使命」で、ここまでの流れ全てを総括したものが「運命」だと僕は思ってるんですけど、僕には漫才とか会話を作る能力があって、それを活かして何かを作らなきゃいけない。そこに掛け算で映画作りがあるっていう感じです。
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