グリーンが、名刺代わりになる
ゴルフは不思議な競技だと思う。
四時間以上、同じ四人が芝の上を歩き続ける。会議室の対面なら一時間で疲れてしまう距離感が、なぜか屋外だと続いてしまう。ボールを探しながら世間話をし、ナイスショットを一緒に喜び、OBを一緒に嘆く。いつのまにか、深く話したわけでもないのに人柄が見えてくる。
静かな晴山ゴルフ場。霧をまとった木立を背に、ショットの残響とともにフォロースルーが伸びる。
ほどよく間引かれた木立の奥に、隣接するホールが見える。奥行きのある設計が没入感を高める。
ある参加者は、ゴルフを始めたばかりだと打ち明けてくれた。道具もウェアもまだ揃っていない。それでも今日のために選んだのはラルフ ローレンだったという。「ラルフ ローレンなら、間違いないかなと思って」。理由を聞くと、少し照れたように笑った。正解を選びたいときに人が手を伸ばすもの。そこにブランドの強さがあるのかな、とふと思う。
コースには、いくつかの仕掛けが用意されていた。OUT3番のドラコン、IN11番のニアピン。そしてOUT8番の「ワンオンチャレンジ」。
ここではすでに7ホールをともにプレーしてきた同伴者たちが、軽口を飛ばし合っては笑顔を浮かべ、お互いのショットに声援を送るチームができあがっていた。ワンオンに成功した人には、その場でRALPH'S COFFEEのドリップバッグが手渡される。
100ヤードの短いショートホール。左右に広いグリーンに向けて参加者はワンオンチャレンジに挑んだ。
ワンオンを決めた人へ、その場で手渡されるRALPH'S COFFEEのドリップバッグ。
ピンにいちばん近づける必要はない。グリーンに乗れば、それだけで全員で喜べるところがいわゆるニアピンとはまったく異なる。誰かと競うより、同じ時間をいっしょに味わうこと。ラルフ ローレンが「A SPORTING LIFE」と呼んでいるのは、たぶんこういう一日のことなのだろう。
あるカートでは、キャディバッグに二体のベアが並んでいた。プレーの相棒にも遊び心が宿る。
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