渡辺真史●1971年、東京都生まれ。ベドウィン & ザ ハートブレイカーズのディレクター。ローカルとインターナショナル、2つの視点で東京をクルージング。
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すべての写真を見る1995年にロンドンで始まったソーホーハウスが、日本に初上陸。全42の客室ほかクラブスペースやレストラン、ルーフトッププールなどの贅沢な空間で、クリエイティブな交流が育まれる。
取材当日の青山は、あいにくの雨。それでもココロ躍る。完成したばかりのソーホーハウス東京で、GMの岡田友嗣さんと言葉を交わす。
「ソーホーハウス東京」
渡辺 ついにお披露目ですね。まずは、おめでとうございます。
岡田 ありがとうございます。渡辺さんには会員のつながりの基盤となる「コミッティメンバー」としてプロジェクトにご協力いただき、かれこれ10年以上が経ちますね。
渡辺 微力ながら。岡田さんがジョインしたのは、わりと最近ですよね。
岡田 はい。前職で大きな仕事が走り出したばかりだったので何度もお断りしたのですが、すごく熱心にスカウトをいただき。たまたま時間が空いたときにお話を聞くと「実は、日本にできるソーホーハウスのお仕事なんです」と言われ、驚きました。
渡辺 ソーホーハウスの存在は知っていましたか?
岡田 約10年前にロンドンのハウスを視察した際はゲストの人数制限で中に入れず待機組でしたが、実際に入場した仲間が大興奮だったのを覚えていて。これは挑戦すべきだと。
渡辺 東京のスタッフは今とても忙しそうだけれど、みんな前向きでいいバイブスが出ていると思います。
岡田 バイブス。結局、それがいちばんのキモですね。会員の皆さんも、すごく素敵なバイブスをお持ちの方ばかり。ありがたいことにメンバーシップへのお申し込みは現在お時間をいただいていますが、我々としてはいたずらに裾野を広げずに、クリエイティブで上質なコミュニティを提供し続けたいと思っています。
渡辺 特定の場所を除いてスマホやPCが使えない、SNSへのアップも禁止。ルールが特殊なメンバーシップクラブだから、訝しがる人もいると思う。でも、ここの空気感は本当に特別。適度にカジュアルで居心地が良く、「ただいま」って言いたくなるような。
岡田 日本のホスピタリティはもともと高水準ですが、ここで発信したいのはまた違った上質です。お食事も空間もこだわり抜く一方、それらはあくまで舞台装置。根幹は、ソーシャルな距離感の人のつながり。だから会員同士のコミュニケーションが自然発生していますし、皆さんの支えを働く側も痛感しています。
渡辺 スタッフの制服が上下デニムだったり、独特なブランドコードをうまく表現している。でも、“人との自然な距離感”って日本人が苦手な分野でもあると思うから、上手なチューニングに期待しています。
岡田 アジアのフラッグシップとして、新たなソーホーハウスの魅力をお伝えできるよう頑張ります!
——帰り際、傘を手渡してくれるスタッフの気遣いも心地良く。再訪への期待感がさらに高まる。 OCEANS7月「Wellness is Wealth」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!