恋リア参加は「正直、迷いました」

安齊さんが一躍注目を浴びるきっかけとなったのが、恋愛リアリティショー『バチェロレッテ・ジャパン』シーズン4への参加。猛々しい見た目とは裏腹に、奥手で誠実な内面がバチェロレッテの心を掴み、14名でスタートした男性陣の中で最後の2人になるまで残った。スタジオのMC陣をも虜にさせる注目度だったが、参加を決めるまでには大きな葛藤があったという。

「めっちゃ悩みました。僕の中では色々失う覚悟もありました。プロレスの女性ファンのなかには僕が恋愛リアリティショーに出ることを面白く思わないかもしれないし。でも、出ようって腹をくくった瞬間があったんです」。
それは、いつ、どんな瞬間だったのだろう。
「大田区総合体育館で試合をしていた時に、客席に空席が目立っていたのがすごく悔しくて。プロレスはこんなに面白いのに、なんで世間に届いてないんだ……!って。その時に思ったんです。僕が新しい扉を開くことで、少しでもプロレスに興味を持ってくれる人が増えて、会場に足を運ぶきっかけになれるなら、それが今の自分にできる役割なんじゃないかって。そう考えたら、僕個人の恋愛を世間に晒すことなんて、どうってことないよなって」。

自分が魅了されたようにプロレスの魅力を広げたいという純粋な覚悟。そしていま、安齊さんは「出てよかった」と当時の自分の決断に満点を出す。
「番組の配信が始まった後、ファンの方が一気に増えました。ありがたいことに、試合を観に来るお客さんの数も1000人規模で増えたと思います。もちろん僕だけの力ではないですけど、目の前に広がる景色は確実に変わりました。叶えたかった目標に一歩近づけたと思います」。
それに、と続ける。
「もし出ていなかったら『恋愛』というものから逃げ続けていたかもしれません。それまでは、面倒くさいっていう気持ちが強かったので……。でも、意外と恋に向き合える性格なんだなっていう発見もあったし、取り繕わずに素の自分を見せたことを里菜ちゃん(4代目バチェロレッテの平松里菜さん)に評価してもらえたことが、自信にもつながりました」。

「男だけでいる時間が多かったんで、一生遊んでました。3時間プール入って、3時間テニスして、みんなで筋トレして飯食って、もう1回プール入って。ずっと夏休みのような旅でしたよ」。
大きな収穫を得た一方で、生々しい男の本音を覗かせる発言も。
「他のメンバーたちのデートを見て、『俺の恋愛って中学生だわ!』って痛感しましたね。だって、僕が手を繋いで歩けたのなんてたったの3歩ですよ。みんな同じくらい奥手なのかなと思ったら、ぜんぜん違った。配信を見ながら『そんなにチューすんなよ! ふざけんな!』って突っ込んでましたもん(笑)」。
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