
ワークパンツと聞いて誰もが思い浮かべるディッキーズの「ベージュ」。それがいかに偉大なマスターピースであるかは疑いようがない。しかし、街を闊歩するツウなラバーは、あえてその王道を外していたり、いなかったり。
泥臭いワークの血統を引き継ぎながらも、都会的なカラーパレットでモダンに昇華された「ベージュ以外」のディッキーズ。定番ブランドを新鮮に穿きこなす、街の洒落者たちの見事な手腕を徹底解剖する。
【写真11点】「天邪鬼な「ディッキーズ」ラバーは、ベージュ以外を狙う!? 王道以外の着こなし5選」の詳細写真をチェック① グレーが紡ぐアーバン・スケート。ダブルニーの重厚感を都会的にハック
Tシャツ=エフティーシー パンツ=ディッキーズ シューズ=アディダス 帽子=ヒステリックグラマー
▶︎川原井さんのスナップをすべて見る川原井 岳さん(32歳)エフティーシーのグラフィックTにグレーのディッキーズ。ストリートの熱量と無機質なクールさが交差する。ワークパンツの中でも特にタフな印象を与えるダブルニー仕様でありながら、定番色ではなくグレーを抜擢することで、特有の泥臭さを完全に払拭した。
上半身と足元をブラックで統一し、サンドイッチしたのも巧みな采配。さらにヒステリックグラマーのキャップでエッジの効いたロックテイストをトッピング。足元にはアディダスの象徴的なスリーストライプスが走る黒スニーカーを合わせることで、重ためのワークパンツにスポーティな推進力を与えている。
② アースカラーと寒色が織りなす、色彩のポリフォニー
帽子=古着 眼鏡=シュウッド シャツ=ラルフ ローレン Tシャツ=レイニングチャンプ パンツ=ディッキーズ バッグ=シャネル 腕時計=ラドー シューズ=ヴァンズ
▶︎北川さんのスナップをすべて見る北川盛一さん(55歳)レイニングチャンプのカーキ系Tシャツにディッキーズの深みのあるグリーンのパンツを合わせ、“ラルフ”の淡いブルーシャツを肩掛け。ワークパンツの定番たるディッキーズにおいて、あえて“緑”を選択することで、男らしい武骨さを残しつつも、どこか知的な洗練された表情へと導いている。
足元に据えたヴァンズのチェッカー柄シューズが、無地中心のスタイリングに小気味よいストリートのリズムを刻んでいる。さらにシャネルのバッグを投入するという最高峰のハズし技によって、ディッキーズの持つ日常着のポテンシャルを、見事にハイエンドな領域へと拡張している。
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