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耳垢を放置した末路。骨が溶ける「外耳道真珠腫」とは

——「やさしく」が基本原則ですね。
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もう一つ強調したいのが、安全な姿勢で行うこと。 

歩きながらやってつまずいたり、ペットが突進してきたり、家族の手が当たったり……。 そうして綿棒が奥に入り込み、鼓膜を破ってしまうケースが意外と多いんです。 

——鼓膜って、そんなに簡単に破れるんですか?
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鼓膜の厚さは約0.1ミリしかありません。

綿棒でグッと突いたら簡単に破れますし、耳を平手でポンと叩いただけでも圧力で破れることがある。9割は自然に閉じますが、閉じなければ手術が必要です。薬では治りません。 

unsplash

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——耳掃除の頻度はどれくらいがベストですか?

そもそも耳垢は自然に排出される仕組みなので、基本的には「やらなくていい」と断言する医師もいるくらいです。

ただし、外耳道の形には個人差があり、自然排出されにくい人もいる。

完全に放置した結果、耳垢が団子状に固まって慢性炎症を起こし、最悪の場合は骨を溶かす「外耳道真珠腫」という病気になるケースもあります。

「一生放置でいい」わけではない、という塩梅です。聞こえにくさで受診した際に「耳が完全に詰まっていますよ」と指摘されて驚く方も少なくありません。

自分では見えない場所だからこそ、定期的に専門家にチェックしてもらうことをお勧めします。

——耳鼻科で「耳の掃除」をお願いしてもいいものなんですね。

もちろんです。大人こそ定期的なメンテナンスが重要です。

耳鼻科では専用のピンセットや吸引を使い、顕微鏡で拡大しながら処置します。こびりついた耳垢は専用の点耳薬で数日かけてふやかしてから取ることもある。

肉眼では見えない場所だからこそ、我々を賢く利用してください。
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