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40代になると、体のあちこちに"これまで気にならなかった変化"が出てくる。目や歯のケアには気を遣うのに、耳の健康を意識している人は驚くほど少ない。
だが、無頓着でいられる時代は終わりつつある。
毎日のイヤホン習慣が難聴を招き、難聴が認知症リスクを押し上げる。間違った耳掃除が耳の骨を溶かす病気につながることもある。そして多くの人が「正しい」と信じているケアが、実は逆効果だった。
今回は耳鼻咽喉科専門医の老木浩之先生に、意外と知られていない「間違った耳掃除」が招く悲劇と、40代から始めたい耳ケアの真実を聞いた。
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老木浩之さん● 耳鼻咽喉科サージクリニック老木医院 理事長。耳鼻咽喉科専門医として、外耳・中耳疾患から難聴、めまいまで幅広い診療を行う。特に鼻科手術に精通し、地域医療と専門医療の両立を目指した診療に力を入れる。患者の生活に寄り添った丁寧な説明と、最新の知見に基づく治療方針に定評がある。https://www.oikiiin.com/
耳かきが炎症の引き金に! 耳鼻科医が今すぐ捨てろと言う理由
——先生、耳掃除の正しい方法を教えてください。竹やプラスチックの耳かきを使っているのですが…… 今日から捨ててください(笑)。耳鼻科では昔から「使わないように」と指導しているんですよ。
耳の皮膚は非常にデリケートです。硬い耳かきは皮膚を傷つけ、そこから細菌が入って炎症を起こす原因になる。
推奨するのは「綿棒」。ただし、あまり奥に突っ込まず、耳の穴の周囲を軽く拭う程度で十分です。
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——しっかり奥まで掃除した方が気持ちいい気がしてしまうのですが。爽快感とは裏腹に、やりすぎは禁物です。
花粉症の時期に耳がかゆくなる方も多いですが、これは「外耳湿疹」という病気です。
かゆくて綿棒でグリグリやりすぎると外耳炎に悪化します。かゆみが続くようなら、早めに耳鼻科へ行きましょう。
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