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「リッチアイ」のスラックス


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ユーザー:久戸瀬崇裕さん

時には都心から少し離れて、地方へ足を向けてみるのもいい。リフレッシュできるだけでなく、思いがけない出合いに恵まれることもある。久戸瀬さんもまさに、そんな幸運を手にした一人だ。

「出張の際、何気なく立ち寄った地方のセレクトショップでこれを見つけました。一般的にボトムス選びでは、カジュアルなアイテムをシルエットや素材感で品よく仕上げるアプローチが多いと思います。

ただ、これは逆。品のあるスラックスをあえてヘビーオンスの生地で仕立てるという、逆転の発想で作られているんです。だからこそスラックスなのにとっつきやすい。深みのあるカラーも、大人っぽくて気に入っています」。
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これまで服選びにおいてはルールやオーセンティックな部分を重んじる傾向にあったが、これを手にして以来、良い意味で固定観念から外れたときの発見を楽しむようになった。今の彼のスタンスに、この一本はまさにふさわしい。

「とにかくオールマイティなので、気がつけば毎日のように脚を通しています。シャツやジャケットにはもちろん、スウェットやTシャツ一枚のスタイルでもそれなりに見せてくれるところが頼もしいですね。

ただ、その万能さに甘んじてカジュアルに抜きすぎるのも大人としては考えもの。そのため、足元だけはきれいめに見える表革のブーツを合わせる、と自分の中で決めています」。


とことんリラックスするのもいい。一方で、エレガントな一本も大人の日常には必要だ。それぞれの熱い言い分を聞いた上での結論は「どちらも間違いない」ということ。

絶対的な定番であるジーンズという軸があるからこそ、その隣に置く「ジーンズ以外」の選択肢が活きてくる。クローゼットに頼れるデニムと、これらのパンツさえあれば、大人の男のボトムス選びは今後も安泰だ。

鈴木寿教=写真 菊地 亮=取材・文

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