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肝臓だけじゃない。お酒とガンの関係性

©Unsplash

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ーー正しく理解されていないデメリットとは何でしょう。飲酒が及ぼす身体的な影響について教えてください。

お酒を飲む人の多くは肝臓の数値を気にしますが、実は注意すべきことは他にもあります。ガンです。飲酒するときの「お酒の通り道」は、ガンの発生率が高まる危険地帯なのです。代表的なのが喉頭がん、食道がん、大腸がん。女性の場合は乳がんもそう。
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喉頭と食道、大腸に関しては、アルコールが分解されるときにできる高濃度のアセトアルデヒドにさらされることが、ガンの発症リスクに関係すると知られています。女性の乳がんについては、アルコール摂取によってエストロゲン濃度が上昇し、それが乳腺の細胞を増殖させてガンの発症につながる可能性が示唆されています。


ーーアルコールでガンの発生率が上がるとは知りませんでした。

毎日ハイボールを飲みながら料理をする40代後半の患者さんがいました。悪酔いするほどの飲酒量ではないものの本人は飲み過ぎだと思っていて、僕の外来を受診されました。その方はご自身の意志で1、2カ月後にお酒をやめたのですが、ある日食道がんが見つかり、残念ながら1年後に亡くなってしまいました。ガンのリスクはデータでも示されています。十分に知識も持ったうえでの飲酒はいいですが、「知らずに飲んでいた」という悲劇は減らしたいですね。
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