「クルマスター☆安東弘樹のDRIVE TALK」とは……▶︎
すべての写真を見る限定100台の特別モデル「ディフェンダー トロフィー エディション キュレーテッドフォージャパン」。
往年のトロフィーやチャレンジに着想を得た現代版グルーバル・アドベンチャー・コンペティションで、その開催を記念した特別仕様車だ。
単なるオフロード性能だけでなく、知力・体力・精神力・協調性まで含めた“冒険者の総合力”という思想を背負う、ディフェンダーの精神を体現する一台。男の冒険心をくすぐるモデルだ。
ロマンも装備も満載!現代のアドベンチャーマシン
1300万円〜/ランドローバーコール 0120-18-5568
「DEFENDER TROPHY EDITION CURATED FOR JAPAN」
ベース車両:110 X-DYNAMIC SE D350[全国限定100台]
ボディサイズ:全長5028×全幅2006×全高2020mm
車両重量:2436kg
駆動方式:AWD
変速機:8速AT
乗車定員:5名
エンジン:3L直6ディーゼル+MHEV
最高出力:350PS(257kW)
最大トルク:700Nm

安東さん、こんにちは。今回はこちらのディフェンダー トロフィー エディション キュレーテッドフォージャパンを紹介します。
「名前からして、もう強そうですよね。以前、“キャメルトロフィー”という、世界でも屈指の過酷さで知られたアドベンチャーレースがありました」。
その文脈を現代に引き継いだのが、この“ディフェンダー トロフィー”特別仕様車ってわけですね。既に昨年、国内予選は終わってしまったようですが、今年の世界大会に向けて、各国代表が競い合うようです。そんな往年のトロフィーやチャレンジに通じるアドベンチャー・コンペティションのレガシーが宿っていたとは。
「市販版ですが、見た瞬間にわかる。ちゃんとその血筋だなって」。
「シュノーケルにルーフラック、ラダーまで付いていると、普通はちょっと盛りすぎにも見えがちなんですけど、このクルマは不思議とそうならないんですよね。一つひとつの装備にちゃんと必然性がある。ディフェンダーって、やっぱりこういう姿が良く似合います」。
まず、見た目の雰囲気がただモノではない!
「そうなんです。特別なトロフィーロゴはもちろん、象徴的なディープサンドグローイエローのボディカラー。しかもシュノーケルが付いていて、ルーフラックがあって、ラダーもある。おまけにスペアタイヤも背負って、タイヤもブロックパターンのオールテレーンですから」。
「“道具感”のある足元のホイール、一見すると“鉄チン”っぽく見えるけど、アルミ製なのが最高です。華美にしないことで、逆にクルマ全体のキャラクターが立つ。足元だけ妙に都会的にしなかったのは正解ですよね。この引き算の感覚、うまいなと思いました」。
アルミホイールも“鉄チン”風ですね!
「まさに。この辺の武骨さがまた男クサくて格好いいんです。最近こういうクルマって減りましたけど、これはちゃんと“ワイルドさ”を残してる」。
男なら誰もが欲しくなります。外から見るとオフロード仕様ですけど、中に入ると印象がガラッと変わりますね。

「そこが、このクルマの面白さ。車内はかなり上質です。後席も左右で空調の温度が変えられたり、シートヒーターが付いていたりして、快適性は高い。そして、何より驚いたのが静粛性の高さです。乗ったとき、本気で『ガソリンエンジンですか?』って聞いちゃったほど。ディーゼルとは思えないくらい洗練されています」。
ほぅ、ガラガラ音は皆無。
「最初に乗ったとき、『これガソリンですか?』って聞いたくらい静かな心臓部。3L直6ディーゼルですが、振動が少なくて、とにかく滑らか。しかも350PS、700Nmですからね。数字は勇ましいのに、実際の出方はすごく上品。今のディーゼルって、ここまで来たか!と思いました」。
「そう。やっぱり構造上、直6らしく振動が少ないし、とにかく滑らか。しかも350PS、700Nmですからね。スペックは必要十分以上。それを力任せに感じさせない。大きなボディを、“スッ”と動かす感じです」。
なるほど。走りも力強い!
「某ドイツ車の3L直6ディーゼルも、かなり完成度は高いと思っていましたけれど、今試乗しているランドローバー系のディーゼルエンジンはそれ以上かもしれないなぁ」。
安東さんも納得の洗練なんですね。

「こういうクルマは、やっぱり余裕が大事。しかも、その余裕がちゃんとこのクルマのキャラクターにつながっている。ディフェンダー トロフィーっていう名前に負けてないんですよ」。
全長5028×全幅2006mm。数字で見ると堂々たる体躯ですよね。
「でも不思議と、運転しているとそこまで大きさを感じない。動力性能もあるし、取り回しも意外と自然なんです。ただ、日本の林道まで視野に入れると、この幅はやっぱり簡単じゃない。そう考えると、一般道ではオーバースペックかなぁ」。

それでも惹かれる理由があるわけですね。
「はい。一般道でこのスペックを使い切る場面は、まずないでしょう。でも、だから意味がないかというと、そんなことはない。昨今、災害が多い時代だと、こういうクルマの価値を想像する瞬間はある」。
実用だけでは測れない。この性能を秘めていること自体に意味があるってことですね。
「単なるオフロード性能だけじゃなくて、“冒険者の総合力”みたいな思想まで背負っているクルマなんですよね。見た目は堂々としているのに、走らせると“よっこいしょ”ではなく“スッ”と動く。西湘バイパス名物の短い加速車線でも、踏んだぶんだけ自然に前へ出るし、取り回しも意外なほど自然。余裕の直6ディーゼルはさすがです!」
「正直、“どこで乗るんだろう”とは思いますよ。でも、乗っている人はそれだけで幸せだと思う。服だって、ちょっとオーバースペックなくらいが楽しかったりするじゃないですか。マイナス20℃対応のアウターを東京で着る、みたいな(笑)。それと少し似ている。街乗りだっていいじゃないですか。そういうクルマです」。
見た目は冒険マシン。でも中身はラグジュアリー。
「まさに。競技車両そのものではもちろんないんです。でも、ただ快適なだけでもない。そこがこのクルマのキャラクターでしょうね。
しかもこのクルマ、限定100台で1300万円なんですけど、僕、聞いた瞬間『安いなぁ』って言っちゃったんですよ(笑)。完全に感覚がバグってます。でも今の日本で売っている輸入車って、装備も価格もひと昔前とは別物じゃないですか。そう考えると、妙に納得してしまいつつ……」。

伝統のアドベンチャーレースの名を背負いながら、現代的な快適性も手に入れた一台、と。
「そうですね。見た目は夢がある。でも、中身は妙に現実的で、よくできている。そのアンバランスさがいい。ディフェンダーって、やっぱり男のロマンと憧れを背負ったワイルドさがカッコいい」。
くぅー、ワイルドだぜぇ!
フリーアナウンサー安東弘樹●1967年、神奈川県生まれ。愛車遍歴およそ50台を誇る生粋のカーガイで、ドライブはただひたすらクルマを運転していたい派。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。現在はBMW X5 PHEV、プジョーの電気自動車 e-208などを所有する。
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OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!