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すべての写真を見る 東京・狛江市のセレクトショップ、STEEP GRADE SHARP CURVESが提案するのは、古着の汚れや傷を刺繍や刺し子で綴り、新たな価値を添える手法だ。
オーナー兼バイヤーの清家未来さんは、このままでは売れないと判断した服にのみ、この“魔法”を施す。

ジャケットの背中に施された大胆なパッチワークや、スウェットの袖口に黄色い糸で綴られた刺繍、ニットに馴染むダーニング。これらはすべて清家さんの手仕事だ。
「元来、長く着用するためのリペアなので、私のような素人でもできるということを見てもらい、お客さん自身でもリペアできるようになることがベスト」と語る。ヘタウマなイラストのような愛嬌がタマラナイ。

ヴィンテージ特有の味となる傷はあえて残し、致命的なダメージだけを手仕事で個性へと転換。この取捨選択を経て、市場から消えるはずだった一着は唯一無二の相棒へと昇格するのだ。
傷を隠すのではなく、飾り立てる。古着選びに新しい喜びをくれる、ユニークなアプローチだ。
OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!