「業界人が選出“リーバイス級に頼れる逸品”」とは……昨今、あらゆるブランドがコレクションにラインナップし、古着シーンでもにわかに活況を帯びているワークウェア。その代表格といえばカバーオールだ。
気温の変化が激しい時季に、サッと羽織れるこの一着は本当に重宝する。服を愛する業界の目利きたちも、その便利さを熟知しているようで。今回は、彼らがリアルに愛用しているこだわりのデニム・カバーオールを紹介してもらった。
【写真10点】「目利きたちがGジャン以上、と惚れ込むデニムジャケット4選」の詳細を写真でチェック教えてくれたのはこの4人 | 西野大士(にしの・だいし) ブルックスブラザーズやアヤメのプレスを歴任した後、独立。パンツ専業ブランドのニートを立ち上げ、PR会社の「にしのや」を設立する。最近では韓国や自身の故郷でもある淡路島にもお店を出店し、主宰する古着フリマの「オールスターマーケット」も業界内で話題に。 | | 山越弘世(やまこし・こうせい) 20代にしてシップスのバイヤーを務め、渡伊し現地の空気に触れる。帰国後、2001年に故郷である桐生にてセレクトショップ「ベルーリア」をオープン。以後、鎌倉店をローンチし、ギャラリー&ショップを京都に展開。自身が足繁く通う全国各地の古着屋とのコラボイベント「Vintage Cruise」を定期的に開催している。 | | 矢澤直人(やざわ・なおと) 青山の気鋭ショップ、ブリンクでプレスを担当したのち、現在は、渋谷の老舗、メビウスの姉妹店であるクラインウェアの店長として店頭に立ちながらバイヤーとしても活躍。アイウェアや古着の目利きに業界内からの信頼も厚い。5月上旬、クラインアイウェアと同じビルの5階に、自身が買い付けやセレクトを担当するヴィンテージアイウェア専門店、「501 VINTAGE ROOM」をオープン。 | | 佐々木英治(ささき・えいじ) 20代からアパレルのファクトリーに在籍し、服作りと真摯に向き合いながら、シーンの動向も最前線で観察。その経験を活かし、満を持して自身のブランド、グランクを発表する。最近ではフランスでも展示会を開催し、海外バイヤーから高い評価を得ている。 | |
「ノーフォーク&ウエスタン」のカバーオール

| ユーザー:西野大士さん |
19世紀から20世紀にかけてアメリカ東部を走っていた鉄道会社、ノーフォーク&ウエスタン。蒸気機関車の技術と運用は国内でも指折りで、世の中がゴールドラッシュに沸くなか、人、物、金を運ぶうえで重要な役割を担っていた。
そしてこの会社は、自社工場で機関車を製造するだけでなく、ユニフォームまでも製作していた。

「6年ほど前に古着店で手に入れました。自社でユニフォームを作っていたという背景もさることながら、『N&W』と刻まれたオリジナルのボタンがその歴史を物語っています。
色の落ち具合や生地のクタ感、ボタンの褪せ具合がなんとも渋い一着です。何より、いまだに現役で着られるタフさには驚かされます。知る人ぞ知るブランドという点も、個人的には気に入っています」。
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