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すべての写真を見る数々の人気バラエティを手掛け、“今いちばん面白い”を更新し続けるプロデューサー・佐久間宣行さん。
そんな佐久間さんにとってのFUN-TIMEとは?
「妻と娘、3人で面白い漫画やアニメの話をずっとしてます」
「これはボスのものですね。妻と娘が選んでくれたもので」。
撮影中に着用しているジャケットについて訊くと、冒頭の返事が返ってきた。無頓着だったファッションも、人前に出る機会が増えてから意識をするようになったという。
テレビでは裏方から出役までこなし、ほかにもラジオやネット番組なども手掛け、今、業界一多忙な人であり家族愛溢れる50歳。どんな質問にもよく通るあの骨太な声で、迷いなく淡々と答える姿が印象的だった。
「一日空いたらひとりで地方に行きます。うまいものを食いながら、そこで出会った人と話をする。そのときに隣県に美味しいお店があると聞けば、次の日はそこへ行ったり」。
多忙だが、大好きであるというお笑いライブや舞台などの観劇も欠かさない。地方旅と同じく大事なFUN-TIMEだ。
「チケットが取れる前から、強引にカレンダーに入れちゃうんです。そうしないと観られないから。面白いものを観ることはいちばんのストレス解消で、デトックスに近い感覚。ほかの人がサウナに行ったり、ゴルフをしたりするのと同じです」。

2022年に上梓した『佐久間宣行のずるい仕事術』を筆頭に、自身の手掛けた書籍はビジネスパーソンのみならず、現代社会に生きる多くの人たちから大きな共感を得ている。実体験に基づく内容が心を捉えるのだ。
「それはこれまでの経験上、トラブルを回避できたり、傷口を最小限に抑えるすべを知っているから。もちろん、その都度悩みはありますが『このパターンね』っていう感じで。
あと当事者ではあるんですけど、どこか自分の人生を生きている感じがなく、乗り物に乗って楽しんでいる感覚がありますね。自分のことに関しては、半分無責任に生きるようにしているんです。周りの人には責任感を持つけど、自分のことはやれるだけのことはやったら、あとはしょうがないだろうっていう。
これってポジティブな考え方ではなく、悪い結果になるんじゃないか、と思うこともあるけど、それもひっくるめて、まあしょうがねえか、みたいな」。
売れっ子の映像プロデューサーである佐久間さんがもし雑誌を作るなら、どんな内容にするのだろうか。
「文章や写真など、この人がやったら面白そう!と思える人を抜擢するかな。たとえば、ぼる塾の田辺さんはスイーツ好きとして有名ですが、まだ世に出ていないマニアックな一面も僕は知っています。そうした一風変わった才能を集めて、まとめたいですね」。
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