優れた耐衝撃性と洗練された佇まいを両立するスーツケース。スタンピングにより表出させたモノグラム・パターンも驚くべき緻密さである。機内持ち込み可能なコンパクトサイズ、ハンドルフレームが内部に干渉しないフラットなコンパートメント、世界40カ国以上でスムーズな開閉が可能なTSAロックと、使い勝手抜群の構造&ディテールにも注目したい。H55×W38×D21㎝ 69万3000円[予価]/ルイ・ヴィトン 0120-00-1854
▶︎
すべての写真を見る 未来的なフォルムと抜群の軽さ。アクティブな旅好きのためのスーツケースシリーズ「ホライゾン」が、デビュー10周年を迎えている。その記念モデルが「ホライゾン・アルミニウム」。シリーズのデザインを手掛けたマーク・ニューソンと、改めてコラボした新作である。
リベット類を使わずにスタンピング成形された(メゾン初の技法であり、市場においても類を見ない)、アルミニウムの本体そのものが最大の特徴だ。ミニマルを極めたその造形は、マーク・ニューソンの創造性の本質といえよう。
さてアルミニウムとは、ルイ・ヴィトンにとってどういう意味を持つ素材なのか。端的に言えば伝統と革新を表す素材である。
アルミニウムが工業的に生産され始めた19世紀末には、いち早く素材として導入。以来ウェアラブルバッグから大型トランクにいたるまで、アルミニウムを巧みに取り入れたアイテムを創出し続けている。素材の特性を熟知しているからこそ、本作のようなイノベーティブなスーツケースを生み出せるというわけである。
ルイ・ヴィトンの深遠なヘリテージには、いつも脱帽させられるのだ。
OCEANS6月「What’s Luxury?」号から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!